71.2. logging


Kafka Connect には独自の設定可能なロガーがあります。

  • connect.root.logger.level
  • log4j.logger.org.reflections

実行中の Kafka Connect プラグインに応じて、さらにロガーが追加されます。

curl リクエストを使用して、Kafka ブローカー Pod から稼働している Kafka Connect ロガーの完全リストを取得します。

curl -s http://<connect-cluster-name>-connect-api:8083/admin/loggers/

Kafka Connect では Apache log4j ロガー実装が使用されます。

logging プロパティーを使用してロガーおよびロガーレベルを設定します。

ログレベルを設定するには、ロガーとレベルを直接指定 (インライン) するか、カスタム (外部) ConfigMap を使用します。ConfigMap を使用する場合、logging.valueFrom.configMapKeyRef.name プロパティーを外部ロギング設定が含まれる ConfigMap の名前に設定します。ConfigMap 内では、ロギング設定は log4j.properties を使用して記述されます。logging.valueFrom.configMapKeyRef.name および logging.valueFrom.configMapKeyRef.key プロパティーはいずれも必須です。Cluster Operator の実行時に、指定された正確なロギング設定を使用する ConfigMap がカスタムリソースを使用して作成され、その後は調整のたびに再作成されます。カスタム ConfigMap を指定しない場合、デフォルトのロギング設定が使用されます。特定のロガー値が設定されていない場合、上位レベルのロガー設定がそのロガーに継承されます。ログレベルの詳細は、Apache logging services を参照してください。

ここで、inline および external ロギングの例を示します。inline ロギングでは、ルートロガーレベルを指定します。特定のクラスまたはロガーを loggers プロパティーに追加することで、それらのログレベルを設定することもできます。

inline ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: KafkaConnect
spec:
  # ...
  logging:
    type: inline
    loggers:
      connect.root.logger.level: INFO
      log4j.logger.org.apache.kafka.connect.runtime.WorkerSourceTask: TRACE
      log4j.logger.org.apache.kafka.connect.runtime.WorkerSinkTask: DEBUG
  # ...

注記

ログレベルを DEBUG に設定すると、大量のログが出力され、パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。

外部ロギング

apiVersion: kafka.strimzi.io/v1beta2
kind: KafkaConnect
spec:
  # ...
  logging:
    type: external
    valueFrom:
      configMapKeyRef:
        name: customConfigMap
        key: connect-logging.log4j
  # ...

設定されていない利用可能なロガーのレベルは OFF に設定されています。

Cluster Operator を使用して Kafka Connect がデプロイされた場合、Kafka Connect のロギングレベルの変更は動的に適用されます。

外部ロギングを使用する場合は、ロギングアペンダーが変更されるとローリング更新がトリガーされます。

ガベージコレクター (GC)

ガベッジコレクターのロギングは jvmOptions プロパティーを使用して 有効 (または無効) にすることもできます。

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