19.3. メトリックの命名規則
Kafka JMX メトリックを使用する場合は、特定のメトリックを識別して取得するために使用される命名規則を理解することが重要です。Kafka JMX メトリックは次の形式を使用します。
メトリックの形式
<metric_group>:type=<type_name>,name=<metric_name><other_attribute>=<value>
- <metric_group> はメトリックグループの名前です。
- <type_name> はメトリックのタイプの名前です。
- <metric_name> は特定のメトリックの名前です。
- <other_attribute> は、ゼロ以上の追加属性を表します。
たとえば、BytesInPerSec
メトリックは、kafka.server
グループの BrokerTopicMetrics
タイプです。
kafka.server:type=BrokerTopicMetrics,name=BytesInPerSec
場合によっては、メトリックにエンティティーの ID が含まれる場合があります。たとえば、特定のクライアントを監視する場合、メトリック形式にはクライアント ID が含まれます。
特定のクライアントのメトリック
kafka.consumer:type=consumer-fetch-manager-metrics,client-id=<client_id>
同様に、メトリックを特定のクライアントとトピックにさらに絞り込むことができます。
特定のクライアントとトピックのメトリック
kafka.consumer:type=consumer-fetch-manager-metrics,client-id=<client_id>,topic=<topic_id>
これらの命名規則を理解すると、監視および分析するメトリックを正確に指定できるようになります。
Strimzi インストールで使用可能な JMX メトリックの完全なリストを表示するには、JConsole などのグラフィカルツールを使用できます。JConsole は、Kafka を含む Java アプリケーションを監視および管理できる Java 監視および管理コンソールです。プロセス ID を使用して Kafka コンポーネントを実行している JVM に接続すると、ツールのユーザーインターフェイスでメトリックのリストを表示できます。