13.3. Cruise Control Metrics Reporter のデプロイ
Cruise Control を起動する前に、提供される Cruise Control Metrics Reporter を使用するように Kafka ブローカーを設定する必要があります。Metrics Reporter のファイルは、Streams for Apache Kafka のインストールアーティファクトと共に提供されています。
実行時に読み込まれると、Metrics Reporter は 自動作成された 3 つのトピックの 1 つである __CruiseControlMetrics
トピックにメトリクスを送信します。Cruise Control はこのメトリクスを使用して、ワークロードモデルを作成および更新し、最適化プロポーザルを計算します。
前提条件
- Streams for Apache Kafka が 各ホストにインストールされており、設定ファイルが使用可能である。
-
Red Hat Enterprise Linux に
kafka
ユーザーとしてログインしている。
手順
Kafka クラスターの各ブローカーに対して、以下を 1 つずつ実行します。
Kafka ブローカーを停止します。
/opt/kafka/bin/kafka-server-stop.sh
Kafka 設定プロパティーファイルを編集して、Cruise Control Metrics Reporter を設定します。
CruiseControlMetricsReporter
クラスをmetric.reporters
設定オプションに追加します。既存の Metrics Reporters を削除しないでください。metric.reporters=com.linkedin.kafka.cruisecontrol.metricsreporter.CruiseControlMetricsReporter
以下の設定オプションおよび値を追加します。
cruise.control.metrics.topic.auto.create=true cruise.control.metrics.topic.num.partitions=1 cruise.control.metrics.topic.replication.factor=1
これらのオプションにより、Cruise Control Metrics Reporter は、
__CruiseControlMetrics
トピックをログクリーンアップポリシーDELETE
で作成します。詳細は、自動作成されたトピック および Cruise Control Metrics トピックのログクリーンアップポリシー を参照してください。
必要に応じて SSL を設定します。
Kafka 設定プロパティーファイルでは、関連するクライアント設定プロパティーを設定して、Cruise Control Metrics Reporter と Kafka ブローカー間の SSL を設定します。
Metrics Reporter は、
cruise.control.metrics.reporter
という接頭辞を持つ、すべての標準のプロデューサー固有の設定プロパティーを受け入れます。たとえば、cruise.control.metrics.reporter.ssl.truststore.password
です。Cruise Control 設定ファイル (
/opt/cruise-control/config/cruisecontrol.properties
) では、関連するクライアント設定プロパティーを設定して、Kafka ブローカーと Cruise Control サーバーとの間の SSL を設定します。Cruise Control は、Kafka から SSL クライアントプロパティーオプションを継承し、すべての Cruise Control サーバークライアントにこのプロパティーを使用します。
Kafka ブローカーを再起動します。
/opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh -daemon /opt/kafka/config/kraft/server.properties
マルチノードクラスターでブローカーを再起動する方法は、「Kafka ブローカーの正常なローリング再起動の実行」 を参照してください。
- 残りのブローカーで手順 1-5 を繰り返します。