16.4. Kafka Connect のトレースの有効化


設定プロパティーを使用して Kafka Connect の分散トレースを有効にします。Kafka Connect により生成および消費されるメッセージのみがトレースされます。Kafka Connect と外部システム間で送信されるメッセージをトレースするには、これらのシステムのコネクターでトレースを設定する必要があります。

OpenTelemetry を使用したトレースを有効にできます。

手順

  1. トレースアーティファクトを opt/kafka/libs ディレクトリーに追加します。
  2. 関連する Kafka Connect 設定ファイルでプロデューサーとコンシューマーのトレースを設定します。

    • スタンドアロンモードで Kafka Connect を実行している場合は、/opt/kafka/config/connect-standalone.properties ファイルを編集します。
    • 分散モードで Kafka Connect を実行している場合は、/opt/kafka/config/connect-distributed.properties ファイルを編集します。

    次のトレースインターセプタープロパティーを設定ファイルに追加します。

    OpenTelemetry のプロパティー

    producer.interceptor.classes=io.opentelemetry.instrumentation.kafkaclients.TracingProducerInterceptor
    consumer.interceptor.classes=io.opentelemetry.instrumentation.kafkaclients.TracingConsumerInterceptor

    トレースを有効にすると、Kafka Connect スクリプトの実行時にトレースを初期化します。

  3. 設定ファイルを作成します。
  4. トレースの 環境変数 を設定します。
  5. 設定ファイルをパラメーター (およびコネクターのプロパティー) として使用して、スタンドアロンまたは分散モードで Kafka Connect を開始します。

    スタンドアロンモードでの Kafka Connect の実行

    su - kafka
    /opt/kafka/bin/connect-standalone.sh \
    /opt/kafka/config/connect-standalone.properties \
    connector1.properties \
    [connector2.properties ...]

    分散モードでの Kafka Connect の起動

    su - kafka
    /opt/kafka/bin/connect-distributed.sh /opt/kafka/config/connect-distributed.properties

    Kafka Connect の内部コンシューマーとプロデューサーがトレースできるようになりました。

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