13.8. Cruise Control の設定


Cruise Control の設定は、config/cruisecontrol.properties ファイルに含まれています。ファイルは、次の型のプロパティーで構成されています。

  • 文字列
  • 数値
  • ブール値

Cruise Control Wiki の Configurations セクションに記載されているすべてのプロパティーを指定および設定できます。

容量の設定

Cruise Control は 容量制限 を使用して、特定のリソースベースの最適化ゴールが破損しているかどうかを判断します。1 つ以上のリソースベースのゴールがハードゴールとして設定され、破損すると、最適化の試みは失敗します。これにより、最適化を使用して最適化プロポーザルを生成できなくなります。

Kafka ブローカーリソースの容量制限は、cruise-control/config の以下の 3 つの .json ファイルのいずれかに指定します。

  • capacityJBOD.json: JBOD Kafka デプロイメントでの使用 (デフォルトのファイル)。
  • capacity.json: 各ブローカーに同じ数の CPU コアがある、JBOD 以外の Kafka デプロイメントでの使用。
  • capacityCores.json: 各ブローカーによって CPU コアの数が異なる、JBOD 以外の Kafka デプロイメントでの使用。

cruisecontrol.propertiescapacity.config.file プロパティーにファイルを設定します。選択したファイルは、ブローカーの容量解決に使用されます。以下に例を示します。

capacity.config.file=config/capacityJBOD.json

容量制限は、記述された単位で以下のブローカーリソースに設定できます。

  • DISK: ディスクストレージ (MB 単位)
  • CPU: パーセント (0-100) またはコアの数としての CPU 使用率
  • NW_IN: KB 毎秒単位のインバウンドネットワークスループット
  • NW_OUT: KB 毎秒単位のアウトバウンドネットワークスループット

Cruise Control によって監視される各ブローカーに同じ容量制限を適用するには、ブローカー ID -1 の容量制限を設定します。個々のブローカーに異なる容量制限を設定するには、各ブローカー ID とその容量設定を指定します。

容量制限の設定例

{
  "brokerCapacities":[
    {
      "brokerId": "-1",
      "capacity": {
        "DISK": "100000",
        "CPU": "100",
        "NW_IN": "10000",
        "NW_OUT": "10000"
      },
      "doc": "This is the default capacity. Capacity unit used for disk is in MB, cpu is in percentage, network throughput is in KB."
    },
    {
      "brokerId": "0",
      "capacity": {
        "DISK": "500000",
        "CPU": "100",
        "NW_IN": "50000",
        "NW_OUT": "50000"
      },
      "doc": "This overrides the capacity for broker 0."
    }
  ]
}

詳細は、Cruise Control Wiki の Populating the Capacity Configuration File を参照してください。

Cruise Control Metrics トピックのログクリーンアップポリシー

自動作成された __CruiseControlMetrics トピック (自動作成されたトピック を参照) には、COMPACT ではなく DELETE のログクリーンアップポリシーを設定することが重要です。設定されていない場合は、Cruise Control が必要とするレコードが削除される可能性があります。

「Cruise Control Metrics Reporter のデプロイ」 で説明されているように、Kafka 設定ファイルに以下のオプションを設定すると、COMPACT ログクリーンアップポリシーが正しく設定されます。

  • cruise.control.metrics.topic.auto.create=true
  • cruise.control.metrics.topic.num.partitions=1
  • cruise.control.metrics.topic.replication.factor=1

Cruise Control Metrics Reporter (cruise.control.metrics.topic.auto.create=false) でトピックの自動作成が 無効 で、Kafka クラスターで 有効 になっていると、__CruiseControlMetrics トピックはブローカーによって自動的に作成されます。この場合は、kafka-configs.sh ツールを使用して、__CruiseControlMetrics トピックのログクリーンアップポリシーを DELETE に変更する必要があります。

  1. __CruiseControlMetrics トピックの現在の設定を取得します。

    opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server <broker_address> --entity-type topics --entity-name __CruiseControlMetrics --describe
  2. トピック設定でログクリーンアップポリシーを変更します。

    /opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server <broker_address> --entity-type topics --entity-name __CruiseControlMetrics --alter --add-config cleanup.policy=delete

Cruise Control Metrics Reporter および Kafka クラスターの両方でトピックの自動作成が 無効 になっている場合は、__CruiseControlMetrics トピックを手動で作成してから、kafka-configs.sh ツールを使用して DELETE ログクリーンアップポリシーを使用するように設定する必要があります。

詳細は、「トピック設定の変更」 を参照してください。

ロギングの設定

Cruise Control はすべてのサーバーログに log4j1 を使用します。デフォルト設定を変更するには、/opt/cruise-control/config/log4j.propertieslog4j.properties ファイルを編集します。

変更を反映するには、Cruise Control サーバーを再起動する必要があります。

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