第10章 Kafka コンポーネントのログの設定


Kafka コンポーネントのログレベルを設定プロパティーで直接設定します。Kafka ブローカー、Kafka Connect、および MirrorMaker 2 のブローカーレベルを動的に変更することもできます。

INFO から DEBUG など、ログレベルの詳細を増やすと、Kafka クラスターのトラブルシューティングに役立ちます。ただし、ログが冗長になると、パフォーマンスに悪影響が生じ、問題の診断が難しくなる可能性があります。

10.1. Kafka ログプロパティーの設定

Kafka コンポーネントは、エラーログに Log4j フレームワークを使用します。デフォルトでは、ログ設定は、次のプロパティーファイルを使用してクラスパスまたは config ディレクトリーから読み取られます。

  • Kafka および ZooKeeper の log4j.properties
  • Kafka Connect および MirrorMaker 2 の connect-log4j.properties

これらが明示的に設定されていない場合、ロガーは各ファイルの log4j.rootLogger ログレベル設定を継承します。これらのファイルのログレベルを変更できます。他のロガーのログレベルを追加および設定することもできます。

コンポーネントの起動スクリプトで使用される KAFKA_LOG4J_OPTS 環境変数を使用して、ログプロパティーファイルの場所と名前を変更できます。

Kafka ブローカーで使用されるログプロパティーファイルの名前と場所を渡す

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su - kafka
export KAFKA_LOG4J_OPTS="-Dlog4j.configuration=file:/my/path/to/log4j.properties"; \
/opt/kafka/bin/kafka-server-start.sh \
/opt/kafka/config/server.properties

ZooKeeper で使用されるログプロパティーファイルの名前と場所を渡す

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su - kafka
export KAFKA_LOG4J_OPTS="-Dlog4j.configuration=file:/my/path/to/log4j.properties"; \
/opt/kafka/bin/zookeeper-server-start.sh -daemon \
/opt/kafka/config/zookeeper.properties

Kafka Connect で使用されるログプロパティーファイルの名前と場所を渡す

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su - kafka
export KAFKA_LOG4J_OPTS="-Dlog4j.configuration=file:/my/path/to/connect-log4j.properties"; \
/opt/kafka/bin/connect-distributed.sh \
/opt/kafka/config/connect-distributed.properties

MirrorMaker 2 で使用されるログプロパティーファイルの名前と場所を渡す

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su - kafka
export KAFKA_LOG4J_OPTS="-Dlog4j.configuration=file:/my/path/to/connect-log4j.properties"; \
/opt/kafka/bin/connect-mirror-maker.sh \
/opt/kafka/config/connect-mirror-maker.properties

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