10.2. Kafka ブローカーロガーのログレベルの動的な変更
Kafka ブローカーのログは、各ブローカーのブローカーロガーによって提供されます。ブローカーを再起動することなく、実行時にブローカーロガーのログレベルを動的に変更します。
ブローカーロガーをデフォルトのログレベルに動的にリセットすることもできます。
前提条件
- Streams for Apache Kafka が 各ホストにインストールされており、設定ファイルが使用可能である。
- Kafka が実行中である。
手順
kafka
ユーザーに切り替えます。su - kafka
kafka-configs.sh
ツールを使用して、ブローカーのブローカーロガーのリストを表示します。/opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server <broker_address> --describe --entity-type broker-loggers --entity-name BROKER-ID
たとえば、ブローカー
0
の場合:/opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server localhost:9092 --describe --entity-type broker-loggers --entity-name 0
これにより、
TRACE
、DEBUG
、INFO
、WARN
、ERROR
、またはFATAL
の各ロガーのログレベルが返されます。以下に例を示します。
#... kafka.controller.ControllerChannelManager=INFO sensitive=false synonyms={} kafka.log.TimeIndex=INFO sensitive=false synonyms={}
1 つ以上のブローカーロガーのログレベルを変更します。
--alter
および--add-config
オプションを使用して、各ロガーとそのレベルを二重引用符のコンマ区切りリストとして指定します。/opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server <broker_address> --alter --add-config "LOGGER-ONE=NEW-LEVEL,LOGGER-TWO=NEW-LEVEL" --entity-type broker-loggers --entity-name BROKER-ID
たとえば、ブローカー
0
の場合:/opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server localhost:9092 --alter --add-config "kafka.controller.ControllerChannelManager=WARN,kafka.log.TimeIndex=WARN" --entity-type broker-loggers --entity-name 0
成功すると、以下が返されます。
Completed updating config for broker: 0.
ブローカーロガーのリセット
kafka-configs.sh
ツールを使用して、1 つ以上のブローカーロガーをデフォルトのログレベルにリセットできます。--alter
および --delete-config
オプションを使用して、各ブローカーロガーを二重引用符のコンマ区切りリストとして指定します。
/opt/kafka/bin/kafka-configs.sh --bootstrap-server localhost:9092 --alter --delete-config "LOGGER-ONE,LOGGER-TWO" --entity-type broker-loggers --entity-name BROKER-ID
関連情報
- Apache Kafka ドキュメントの Updating Broker Configs