16.6. MirrorMaker のトレースの有効化
Interceptor プロパティーをコンシューマーおよびプロデューサー設定パラメーターとして渡すことで、MirrorMaker の分散トレースを有効にします。メッセージはソースクラスターからターゲットクラスターにトレースされます。トレースデータは、MirrorMaker コンポーネントに出入りするメッセージを記録します。
OpenTelemetry を使用したトレースを有効にできます。
手順
-
トレースアーティファクトを
opt/kafka/libs
ディレクトリーに追加します。 /opt/kafka/config/producer.properties
ファイルでプロデューサートレースを設定します。次のトレースインターセプタープロパティーを追加します。
OpenTelemetry のプロデューサープロパティー
producer.interceptor.classes=io.opentelemetry.instrumentation.kafkaclients.TracingProducerInterceptor
- 設定ファイルを作成します。
/opt/kafka/config/consumer.properties
ファイルでコンシューマートレースを設定します。次のトレースインターセプタープロパティーを追加します。
OpenTelemetry のコンシューマープロパティー
consumer.interceptor.classes=io.opentelemetry.instrumentation.kafkaclients.TracingConsumerInterceptor
トレースを有効にすると、Kafka MirrorMaker スクリプトの実行時にトレースを初期化します。
- 設定ファイルを作成します。
- トレースの 環境変数 を設定します。
プロデューサーおよびコンシューマー設定ファイルをパラメーターとして MirrorMaker を起動します。
su - kafka /opt/kafka/bin/kafka-mirror-maker.sh \ --producer.config /opt/kafka/config/producer.properties \ --consumer.config /opt/kafka/config/consumer.properties \ --num.streams=2
MirrorMaker の内部コンシューマーとプロデューサーをトレースできるようになりました。