第3章 機能
Streams for Apache Kafka 2.8 では、このセクションで説明する機能が導入されています。
OpenShift 上の Streams for Apache Kafka 2.8 は、Apache Kafka 3.8.0 と Strimzi 0.43.x に基づいています。
このリリースの機能拡張と解決されたバグをすべて確認するには、Streams for Apache Kafka の Jira プロジェクト を参照してください。
3.1. Streams for Apache Kafka リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
3.1.1. OpenShift Container Platform のサポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Streams for Apache Kafka 2.8 は、OpenShift Container Platform 4.12 および 4.14 - 4.17 でサポートされています。
詳細は、10章サポートされる構成 を参照してください。
3.1.2. Kafka 3.8.0 のサポート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Streams for Apache Kafka は、Apache Kafka バージョン 3.8.0 をサポートおよび使用するようになりました。サポート対象は、Red Hat によってビルドされた Kafka ディストリビューションのみです。
ブローカーとクライアントアプリケーションを Kafka 3.8.0 にアップグレードする前に、Cluster Operator を Streams for Apache Kafka バージョン 2.8 にアップグレードする必要があります。アップグレードの手順は、Streams for Apache Kafka のアップグレード を参照してください。
詳細は、Kafka 3.8.0 リリースノートを参照してください。
Kafka 3.7.x は、Streams for Apache Kafka 2.8 にアップグレードする目的でのみサポートされます。
Kafka 3.8.0 は KRaft モードへのアクセスを提供します。KRaft モードでは、Raft プロトコルを利用することで ZooKeeper なしで Kafka が実行されます。
3.1.3. KRaft サポートの GA 移行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
UseKRaft フィーチャーゲートが GA (一般提供) に移行し、永続的に有効になりました。ZooKeeper を使用せずに、KRaft (Kafka Raft メタデータ) モードの Kafka クラスターをデプロイするには、Kafka カスタムリソースに strimzi.io/kraft="enabled" アノテーションを含め、KafkaNodePool リソースを使用してノードのグループの設定を管理する必要があります。
詳細は、KRaft モードの Kafka クラスターのデプロイ および KRaft モードの Kafka の設定 を参照してください。
Kafka クラスターでのメタデータ管理に ZooKeeper を使用している場合は、KRaft モードで Kafka を使用するように移行できます。KRaft モードを有効にすると、ZooKeeper に戻すことはできません。詳細は、KRaft モードへの移行 を参照してください。
KRaft の制限
以下の Kafka 機能は、現在 KRaft ではサポートされていません。
- KRaft コントローラーのみのノードのスケールアップまたはスケールダウン
3.1.4. KafkaNodePools フィーチャーゲートの永続的な有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
KafkaNodePools フィーチャーゲートが GA (一般提供) に移行し、永続的に有効になりました。このフィーチャーゲートにより、KafkaNodePool カスタムリソースを通じて Apache Kafka ノードのさまざまなプールを設定できるようになります。KafkaNodePool リソースを使用するには、Kafka カスタムリソースで strimzi.io/node-pools: enabled アノテーションを使用する必要があります。
詳細は、ノードプールの設定 を参照してください。
3.1.5. UnidirectionalTopicOperator フィーチャーゲートの永続的な有効化 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
UnidirectionalTopicOperator フィーチャーゲートが GA (一般提供) に移行し、永続的に有効になりました。このフィーチャーゲートは、KRaft 互換の一方向トピック管理を導入し、KafkaTopic リソースを使用して Kafka トピックを作成できるようにします。このトピックは、Topic Operator によって管理されます。
双方向 Topic Operator はこのリリースで削除され、使用できなくなりました。双方向 Topic Operator を使用する Streams for Apache Kafka のバージョンからアップグレードする場合は、いくつかのクリーンアップタスクが必要です。詳細は、双方向 Topic Operator を使用する Streams for Apache Kafka バージョンからのアップグレード を参照してください。
詳細は、Topic Operator の使用 を参照してください。
3.1.6. クォータ管理のための新しい設定メカニズム リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Strimzi Quotas プラグインは現在 テクノロジープレビュー です。
新しい設定メカニズムにより、クォータ管理がサポートされるようになりました。Strimzi Quotas プラグイン (strimzi) または Kafka の組み込みクォータ管理プラグイン (kafka) を有効にするように Kafka リソースを設定してください。
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strimziプラグインは、ストレージ使用率クォータとスループット制限の動的な分散を提供します。 -
kafkaプラグインは、ユーザーごと、ブローカーごとにスループット制限を適用し、追加の CPU および操作レート制限を提供します。
Strimzi Quotas プラグインは、.spec.kafka.quotas プロパティーを使用して設定されるようになりました。以前のリリースで使用されていた .spec.kafka.config 内のプラグインの設定は、すべて無視されるため、削除する必要があります。
以前に Strimzi Quotas プラグインを設定していて、Streams for Apache Kafka 2.8 にアップグレードする場合は、調整の問題を回避するために、新しい .spec.kafka.quotas プロパティーを使用するように Kafka クラスター設定を更新してください。
詳細は、ブローカーのスループットおよびストレージ制限の設定 を参照してください。
3.1.7. Cruise Control の API ユーザー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
必要な権限があれば、REST API ユーザーを作成して、保護された Cruise Control REST API に安全に直接アクセスできるようになりました。標準の Cruise Control USER および VIEWER ロールがサポートされています。
詳細は、API ユーザー を参照してください。
3.1.8. トピックレプリケーション係数の変更 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Topic Operator によって管理される KafkaTopic リソース内の replicas プロパティー値を更新することで、トピックレプリケーション係数を変更できるようになりました。Topic Operator は Cruise Control を使用して必要な変更を行うため、Streams for Apache Kafka とともに Cruise Control をデプロイする必要があります。
詳細は、Cruise Control を使用したトピックレプリケーション係数の変更 を参照してください。