1.2. 3scale APIcast ゲートウェイポリシー


3scale は 3scale APIcast と組み合わせて使用されます。これは、3scale と共にデプロイされた API ゲートウェイであり、Kafka Bridge への単一のエントリーポイントを提供します。

APIcast ポリシーは、ゲートウェイの動作をカスタマイズするメカニズムを提供します。3scale には、ゲートウェイ設定のための標準ポリシーのセットが含まれています。また、独自のポリシーを作成することもできます。

APIcast ポリシーの詳細は、Red Hat 3Scale のドキュメント を参照してください。

Kafka Bridge の APIcast ポリシー

3scale と Kafka Bridge との統合のポリシー設定例は policies_config.json ファイルに含まれており、このファイルでは以下を定義します。

  • Anonymous Access
  • Header Modification
  • Routing
  • URL Rewriting

ゲートウェイポリシーは、このファイルを使用して有効または無効に設定します。

この例をひな形として使用し、独自のポリシーを定義できます。

Anonymous Access
Anonymous Access ポリシーでは、認証をせずにサービスが公開され、HTTP クライアントがデフォルトのクレデンシャル (匿名アクセス用) を提供しない場合に、このポリシーによって提供されます。このポリシーは必須ではなく、認証が常に必要であれば無効または削除できます。
Header Modification

Header Modification ポリシーを使用すると、既存の HTTP ヘッダーを変更したり、ゲートウェイを通過するリクエストまたはレスポンスへ新規ヘッダーを追加したりできます。3scale の統合では、このポリシーによって、HTTP クライアントから Kafka Bridge までゲートウェイを通過するすべてのリクエストにヘッダーが追加されます。

Kafka Bridge は、新規コンシューマー作成のリクエストを受け取ると、URI のある base_uri フィールドが含まれる JSON ペイロードを返します。コンシューマーは後続のすべてのリクエストにこの URI を使用する必要があります。以下に例を示します。

{
  "instance_id": "consumer-1",
  "base_uri":"http://my-bridge:8080/consumers/my-group/instances/consumer1"
}

APIcast を使用する場合、クライアントは以降のリクエストをすべてゲートウェイに送信し、Kafka Bridge には直接送信しません。そのため URI には、ゲートウェイの背後にある Kafka Bridge のアドレスではなく、ゲートウェイのホスト名が必要です。

Header Modification ポリシーを使用すると、ヘッダーが HTTP クライアントからリクエストに追加されるため、Kafka Bridge はゲートウェイホスト名を使用します。

たとえば、Forwarded: host=my-gateway:80;proto=http ヘッダーを適用すると、Kafka Bridge は以下をコンシューマーに提供します。

{
    "instance_id": "consumer-1",
    "base_uri":"http://my-gateway:80/consumers/my-group/instances/consumer1"
}

X-Forwarded-Path ヘッダーには、クライアントからゲートウェイへのリクエストに含まれる元のパスが含まれています。このヘッダーは、ゲートウェイが複数の Kafka Bridge インスタンスをサポートする場合に適用される Routing ポリシーに密接に関連付けられています。

Routing

Routing ポリシーは、複数の Kafka Bridge インスタンスがある場合に適用されます。コンシューマーが最初に作成された Kafka Bridge インスタンスにリクエストを送信する必要があるため、適切な Kafka Bridge インスタンスにリクエストを転送するようゲートウェイのルートをリクエストに指定する必要があります。

Routing ポリシーは各ブリッジインスタンスに名前を付け、ルーティングはその名前を使用して実行されます。Kafka Bridge のデプロイ時に、KafkaBridge カスタムリソースで名前を指定します。

たとえば、コンシューマーから以下への各リクエスト (X-Forwarded-Path を使用) について考えてみましょう。

http://my-gateway:80/my-bridge-1/consumers/my-group/instances/consumer1

この場合、各リクエストは以下に転送されます。

http://my-bridge-1-bridge-service:8080/consumers/my-group/instances/consumer1

URL Rewriting ポリシーはブリッジ名を削除しますが、これは、リクエストをゲートウェイから Kafka Bridge に転送するときにこのポリシーが使用されないためです。

URL Rewriting

URL Rewiring ポリシーは、ゲートウェイから Kafka Bridge にリクエストが転送されるとき、クライアントから特定の Kafka Bridge インスタンスへのリクエストにブリッジ名が含まれないようにします。

ブリッジ名は、ブリッジが公開するエンドポイントで使用されません。

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