第5章 既知の問題


このセクションでは、Red Hat Trusted Application Pipeline 1.4 の既知の問題を説明します。

新しいデプロイメントの namespace を作成するとパイプラインが失敗する

新しいデプロイメント namespace を使用して新しいコンポーネントを作成すると、パイプラインは tasks.tekton.dev "rhtap-dev-namespace-setup" not found エラーで失敗します。この問題を回避するには、rhtap-app と呼ばれるデフォルトのデプロイメント namespace を使用します。

ログの表示SBOM の表示 アイコンが正しい情報にリンクされない

パイプライン実行が完了したら、Actions メニューの View logs アイコンと View SBOM アイコンをクリックして、ビルドの概要と SBOM にアクセスできるようになります。ただし、これらのアイコンは常に正しい情報を表示するとは限りません。ログ内の正しいステップにアクセスするには、これら 2 つのアイコンのいずれかをクリックし、ログのポップアップウィンドウで必要なステップ (show-sbom または show-summary) を選択します。

RHTAP がレジストリーの種類を検出できない場合、RHDH は Image Registry タブを表示しない

使用しているコンテナーイメージレジストリーを RHTAP が検出できないと、Red Hat Developer Hub UI ではコンポーネントのページに Image Registry タブが表示されません。RHTAP はレジストリー URL を分析してコンポーネントにアノテーションを付けますが、そのアノテーションがないと、RHDH UI にタブが表示されません。この問題を回避するには、Image Registry タブを手動で有効 にします。

Jenkins は 1 つの Git ホスティングプロバイダーしか使用できない

デフォルトの Jenkins 設定では、新しくビルドされたイメージで gitops リポジトリーを更新するときに、GITOPS_AUTH_PASSWORD と呼ばれるグローバル認証情報を使用して認証します。このようなグローバル変数は 1 つしか使用できないため、1 つの Jenkins インスタンスは、一度に 1 つの Git リポジトリープロバイダー (GitHub、GitLab、または Bitbucket Cloud) でのみ動作するように設定できます。

CI タブには、Tekton と Jenkins の GitLab CI 情報が表示されます。

コンポーネントのソースコードを GitLab でホストし、CI プロバイダーとして Tekton または Jenkins を選択すると、RHDH UI の CI タブに、GitLab パイプラインに関する情報が Tekton または Jenkins パイプラインとともに誤って表示される場合があります。Tekton または Jenkins を選択した場合、RHTAP は Tekton または Jenkins パイプラインのみを実行し、GitLab パイプラインに関する CI タブセクションは無視されることに注意してください。

CDDocs タブに GitOps リソースのエラーが表示されます

Red Hat Developer Hub UI では、GitOps リソースの CD タブと Docs タブで期待どおりのコンテンツが生成されず、エラーが表示されます。

-gitops リポジトリーの Workflow ファイルがシークレットを指していません

新しいコンポーネントを作成し、GitHub Actions を CI プロバイダーとして使用すると、RHTAP はコンポーネントを含む GitHub リポジトリーを生成します。このリポジトリーには、Workflow ファイルを含む <your-component-name>-gitop フォルダーが含まれており、環境変数のリストとシークレットへの参照が提供されます。現在、Workflow ファイルには変数のリストのみが存在します。

CI テンプレートのタスクの順序が正しくありません

Jenkins、GitLab CI、GitHub Actions テンプレートでは、acs-deploy-check タスクの後に update-deployment タスクが実行されます。この順序は予期しないものであり、Tekton パイプラインの設定と一致しません。

RHTAP が一部の環境をサポートしていない

RHTAP 1.4 は、エアギャップ環境、IBM Power Platform、IBM Z Platform、ARM64、および Federal Information Processing Standards (FIPS) モードの OCP をサポートしていません。

RHTAP のアンインストールがサポートされていない

RHTAP のアンインストールは現在サポートされていませんが、クラスターからすべての rhtap namespace を削除することで実行できます。





改訂日時: 2025-02-07

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