3.2. Red Hat Update Infrastructure 3.1.1 の更新
この更新には、以下の拡張機能、削除、またはリビジョンが含まれます。
- 以前のリリースでは、RHUI から CDS ノードの登録が解除されても、HAProxy 設定からノードが削除されませんでした。今回の更新で、HAProxy で登録解除済みのノードが追跡されないように、設定から削除されるようになりました。(BZ#1454542)
-
今回の更新以前は、コマンドラインを使用して RHUI から CDS または HAProxy ノードの登録を解除した場合に、関連する RHUI サービス
(httpd
とhaproxy
)がノードで停止されませんでした。さらに、登録解除された CDS ノードで、RHUI のリモートファイルシステムがマウントされたままでした。コマンドラインインターフェースが修正され、登録解除された CDS と HAProxy ノードが正しく消去されるようになりました。(BZ#1640002) - 以前のバージョンでは、コマンドラインでエンタイトルメント証明書を生成する際に、Red Hat リポジトリーしか使用することができませんでした。また、保護されたカスタムリポジトリーも、コマンドラインで指定すると無視されました。今回の更新では、コマンドラインでエンタイトルメント証明書が生成された場合に、保護されたカスタムのリポジトリーも追加できるようになりました。(BZ#1663422)
-
Yum のカスタムのプロキシー設定を使用して、クライアント設定 RPM を生成できるようになりました。
この設定は、rh-cloud.repo
ファイルの RHUI リポジトリーごとに保存されます。この機能に関する詳細は、『RHUI 3.1 System Administrators Guide (関連資料のセクションにリンクあり)』を参照してください。(BZ#1658088) -
複数のリポジトリーの同期がスケジュールされている場合に、一度にアクティブに同期できるのは一部のみです。残りは待機中になりますが、そのリポジトリーの情報はシステムのメモリーしか保存されません。
システムが再起動するか、Qpid
サービスが再起動された場合には、同期待機中のリポジトリーの情報が失われます。ディスクに情報を保存できるように、Qpid の永続拡張機能が追加されました
。この機能については、『RHUI 3.1 System Administrators Guide』にも記載されています。(BZ#1702254) - クライアント設定 RPM は、リリース番号が「1」に固定され、生成されていました。この RPM は、他のリリース番号で生成できるようになりました。デフォルトのリリース番号は「1」のままです。更新された証明書またはリポジトリーデータを含む設定 RPM を生成する必要がある場合や、リリース番号を増やさずに使用する場合に便利です。(BZ#1715139)
RHUI を使用する場合には、上記のバグを修正して機能強化を追加する更新パッケージにアップグレードすることを推奨します。