3.4. Red Hat Update Infrastructure 3.1.3 の更新
この更新には、以下の拡張機能、削除、またはリビジョンが含まれます。
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Atomic メタデータに変更を加えると、Red Hat Enterprise Linux Atomic Host(Trees)リポジトリーを同期できませんでした。
「OverflowError: MongoDB can only handle up to 8-byte ints
」というエラーメッセージがログに記録されました。pulp-ostree
パッケージがアップストリームバージョン 1.3.1 にアップグレードされ、この問題は解決されます。(BZ#1757764) -
RHUI は今回の更新で、デフォルトのコンテナーレジストリーとして
registry.redhat.io
を活用するようになりました。以前に追加されたコンテナーはregistry.access.redhat.com
から同期されますが、新しく追加されたコンテナーは、別のレジストリーを指定しない限り、新規レジストリーから同期されます。新しいレジストリーでは認証が必要なため、ログインとパスワードを指定する必要があります。詳細は、「Add a Container to Red Hat Update Infrastructure 」を参照してください。(BZ#1692119)
RHUI を使用する場合には、上記のバグを修正して機能強化を追加する更新パッケージにアップグレードすることを推奨します。
更新の実行
今回の更新を適用する前に、以前にリリースされた、お使いのシステムに関連する全エラータを適用するようにしてください。
詳細は、「RHEL システムにパッケージアップデートを適用する 」を参照してください。
CDS ノードに今回の更新を適用する前に、共有ファイルシステムをもう一度マウントし直すようにしてください (通常、/var/lib/rhui/remote_share
(rw)にマウントされている)。これは、pulp-ostree-plugins
パッケージが更新できるようにするために必要です。更新後に、ファイルシステムを読み取り専用として再マウントします。
RHUA ノードに今回の更新を適用した後に、実行すべき手順が複数あります。
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systemctl stop pulp\*
を実行して、Pulp
サービスが停止していることを確認します。 -
sudo -u apache pulp-manage-db
を実行して、データベースの移行を実行します。 -
rhui-services-restart
を実行して、RHUI サービスを再起動します。
さらに、バグ 1692119 の修正を有効にするには、CDS ノードで、このエラータからの python2-crane
パッケージを更新するだけでなく、新しい設定を再適用する必要があります。これには、RHUA ノードで rhui-manager
のコマンドラインを使用して、CDS ホスト名ごとに繰り返します。
rhui cds reinstall HOSTNAME
『システム管理者ガイド』で説明されているように、新しい docker セクションを /etc/rhui/rhui-tools.conf.rpmnew
から /etc/rhui/rhui-tools.conf
にコピーし、必要に応じて編集できます。