5.2. NFS ストレージの作成
RHUA ノードまたは専用マシンで、RHUI が管理するコンテンツ用 NFS サーバーを設定できます。NFS を使用してストレージをセットアップするには、次の手順を使用します。
専用マシンを使用すると、CDS ノード (主に RHUI クライアント) が RHUA ノードに関連している場合に機能を継続できます。Red Hat は、専用のマシンに NFS サーバーを設定することを推奨します。
手順
NFS サーバーをホストするノードに、RHUA ノード (異なる場合) およびすべての CDS ノードに
nfs-utils
パッケージをインストールします。# yum install nfs-utils
NFS サーバーの
/etc/exports
ファイルを編集します。RHUI コンテンツを保持する適切なディレクトリーを選択し、RHUA ノードおよびすべての CDS ノードがこれにアクセスできるようにします。たとえば、/export
ディレクトリーを使用して、example.com
ドメイン内のすべてのシステムで使用できるようにするには、/etc/exports
に次の行を入力します。/export *.example.com(rw,no_root_squash)
/export
で定義されている RHUI コンテンツのディレクトリーを作成します。# mkdir /export
NFS
サービスを開始して有効にします。# systemctl start nfs # systemctl start rpcbind # systemctl enable nfs-server # systemctl enable rpcbind
注記既存の NFS サーバーを使用していて、NFS サービスが実行されている場合は、
start
コマンドの代わりにrestart
コマンドを使用します。設定のテストCDS ノードで次のコマンドを実行します。これは、NFS サーバーが
filer.example.com
という名前のマシンに設定されていることを前提としています。# mkdir /mnt/nfstest # mount filer.example.com:/export /mnt/nfstest # touch /mnt/nfstest/test
エラーメッセージは取得しないでください。
このテストの後にクリーンアップするには、
test
ファイルを削除し、リモート共有のマウント解除して、test
ディレクトリーを削除します。# rm /mnt/nfstest/test # umount /mnt/nfstest # rmdir /mnt/nfstest
これで NFS サーバーがセットアップされました。RHEL 7 で NFS サーバーを設定する方法は、セクション 8.7 NFS サーバーの設定を参照してください。