第6章 コンテンツデリバリーサーバーの管理


CDS ノードは RHUI クライアントにコンテンツを提供します。

Content Delivery Server (CDS) Management 画面では、CDS ノードのリスト表示、追加、削除、再インストールを行うことができます。

6.1. CDS の新規登録について

Red Hat Update Infrastructure Management Tool は、RHUI 内で CDS を設定するためのいくつかのオプションを提供します。

前提条件

  • CDS ノードで sshd が稼働しており、ポート 443 が開いていることを確認する。
注記

Update instance(s) after reinstalling? (y/n): という質問にはい (y) と答えると、インスタンスの登録後に dnf update がインスタンスで実行されます。これには、インスタンスの再起動が必要になる場合があります。この質問にいいえ (n) と答えると、dnf update は実行されません。

手順

  1. Red Hat Update Infrastructure Management Tool のホーム画面に移動します。

    [root@rhua ~]# rhui-manager
  2. c を押して、manage content delivery servers (CDS) を選択します。
  3. Content Delivery Server (CDS) Management 画面で a を押して、新しい CDS インスタンスを追加します。
  4. 追加する CDS のホスト名を入力します。

    Hostname of the CDS instance to register:
    cds1.example.com
  5. CDS への SSH アクセスがあり、sudo 権限を持つユーザー名を入力します。

    Username with SSH access to <cds1.example.com> and sudo privileges:
    <cloud-user>
  6. CDS にログインするために SSH 秘密鍵への絶対パスを入力し、Enter を押します。

    Absolute path to an SSH private key to log into <cds1.example.com> as <cloud-user>:
    /home/<cloud-user>/.ssh/id_rsa_rhua
  7. 利用可能なパッケージの最新バージョンでインスタンスを更新します。

    Update instance after registering? (y/n): y
  8. オプション カスタム SSL 証明書を使用する場合は、カスタム SSL 証明書、SSL キー、および SSL crt ファイルへの絶対パスを入力します。

    注記

    SSL 証明書を指定しない場合は、自動的に生成されます。

    Optional absolute path to user supplied SSL key file:
    /home/<cloud-user>/custom_ssl.key
    
    Optional absolute path to user supplied SSL crt file:
    /home/<cloud-user>/custom_ssl.crt
    
    .........................................................................
    The following CDS has been successfully added:
    
      Hostname:             <cds1.example.com>
      SSH Username:         <cloud-user>
      SSH Private Key:      /home/<cloud-user>/.ssh/id_rsa_rhua
    
    The CDS will now be configured:
    ....................................................................
    The CDS was successfully configured.
  9. コンテンツ配信サーバーを追加できない場合は、ファイアウォールルールが RHUA と CDS 間のアクセスを許可していることを確認します。
  10. mount コマンドを実行して、共有ストレージが読み取り/書き込みとしてマウントされているかどうかを確認します。

    [root@rhua ~]# mount | grep rhui
    
    nfs.example.com:/export on /var/lib/rhui/remote_share type nfs4 (rw,relatime,vers=4.2,rsize=1048576,wsize=1048576,namlen=255,hard,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=10.8.41.163,local_lock=none,addr=10.8.41.163)
  11. 設定に成功すると、残りのすべての CDS ノードでこの手順を繰り返します。
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