14.2.8.5. OVN ネットワークを物理ネットワークに接続
この機能は、Red Hat Virtualization のテクノロジープレビューとしてのみ利用可能な Open vSwitch サポートに依存しています。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境でのサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされておらず、機能的に完全ではない可能性があるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポートについての詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
ネイティブの Red Hat Virtualization ネットワークをオーバーレイする外部プロバイダーネットワークを作成して、それぞれの仮想マシンが同じサブネットを共有しているように見せることができます。
OVN ネットワークのサブネットを作成した場合、そのネットワークを使用する仮想マシンはそこから IP アドレスを受け取ります。物理ネットワークに IP アドレスを割り当てたい場合は、OVN ネットワークのサブネットを作成しないでください。
前提条件
- クラスターでは、スイッチタイプ として OVS が選択されている必要があります。このクラスターに追加されたホストには、ovirtmgmt ブリッジなどの既存の Red Hat Virtualization ネットワークを設定してはなりません。
- 物理ネットワークはホストで利用可能である必要があります。これを実施するには、(Manage Networks ウィンドウ、または New Logical Network ウィンドウの Cluster タブで) クラスターに必要な物理ネットワークを設定します。
物理ネットワークに接続された新規外部ネットワークの作成
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をクリックします。 - クラスターの名前をクリックして、詳細ビューに移動します。
- Logical Networks タブをクリックし、Add Network をクリックします。
- ネットワークの Name を入力します。
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Create on external provider チェックボックスをオンにします。デフォルトでは、
ovirt-provider-ovn
が選択されています。 - デフォルトでまだ選択されていない場合は、Connect to physical network チェックボックスをオンにします。
新しいネットワークを接続する物理ネットワークを選択します。
- Data Center Network ラジオボタンをクリックし、ドロップダウンリストから物理ネットワークを選択します。これは推奨されるオプションです。
Custom ラジオボタンをクリックして、物理ネットワークの名前を入力します。物理ネットワークで VLAN タギングが有効になっている場合は、Enable VLAN tagging チェックボックスをオンにして、物理ネットワークの VLAN タグも入力する必要があります。
重要物理ネットワークの名前は 15 文字を超えてはならず、特殊文字を含んでいてはなりません。
- OK をクリックします。