16.2.3. 別のマシンへの Data Warehouse の移行
本セクションでは、Data Warehouse データベースおよびサービスを Red Hat Virtualization Manager から別のマシンに移行する方法を説明します。Data Warehouse サービスを別のマシンでホストすることで、各個別マシンの負荷が削減され、CPU やメモリーリソースを他のプロセスと共有することで競合が生じる可能性を回避できます。
Data Warehouse サービスを移行して既存の Data Warehouse データベース (ovirt_engine_history) に接続するか、Data Warehouse サービスを移行する前に Data Warehouse データベースを別のマシンに移行することができます。Data Warehouse データベースが Manager 上でホストされている場合、Data Warehouse サービスに加えてデータベースを移行することで、Manager マシンのリソースの競合がさらに減少します。データベースは、Data Warehouse サービスを移行するのと同じマシンに移行することも、Manager マシンと新しい Data Warehouse サービスマシンの両方とは別のマシンに移行することもできます。
16.2.3.1. 別のマシンへの Data Warehouse データベースの移行 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Data Warehouse サービスを移行する前に、Data Warehouse データベース (ovirt_engine_history) を移行します。engine-backup を使用してデータベースのバックアップを作成し、それを新規データベースマシンで復元します。engine-backup の詳細は、engine-backup --help を実行してください。
Data Warehouse サービスのみを移行するには、「別のマシンへの Data Warehouse サービスの移行」 を参照してください。
新規データベースサーバーに Red Hat Enterprise Linux 7 がインストールされている必要があります。新規データベースサーバーで必要なリポジトリーを有効にします。
Red Hat Virtualization Manager リポジトリーの有効化
システムを Red Hat Subscription Manager に登録し、Red Hat Virtualization Manager のサブスクリプションをアタッチして Manager のリポジトリーを有効にします。
手順
コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。
# subscription-manager register注記IPv6 ネットワークを使用している場合は、IPv6 移行メカニズムを使用して、コンテンツ配信ネットワークおよびサブスクリプションマネージャーにアクセスします。
Red Hat Virtualization Managerのサブスクリプションプールを見つけ、プール ID を記録します。# subscription-manager list --available上記のプール ID を使用して、サブスクリプションをシステムにアタッチします。
# subscription-manager attach --pool=pool_id注記現在アタッチされているサブスクリプションを表示するには、以下のコマンドを実行します。
# subscription-manager list --consumed有効なリポジトリーをすべて一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。
# yum repolistリポジトリーを設定します。
# subscription-manager repos \ --disable='*' \ --enable=rhel-7-server-rpms \ --enable=rhel-7-server-supplementary-rpms \ --enable=rhel-7-server-rhv-4.3-manager-rpms \ --enable=rhel-7-server-rhv-4-manager-tools-rpms \ --enable=rhel-7-server-ansible-2.9-rpms \ --enable=jb-eap-7.2-for-rhel-7-server-rpms
別のマシンへの Data Warehouse データベースの移行
Manager で Data Warehouse データベースおよび設定ファイルのバックアップを作成します。
# engine-backup --mode=backup --scope=dwhdb --scope=files --file=file_name --log=log_file_nameそのバックアップファイルを Manager マシンから新たなマシンにコピーします。
# scp /tmp/file_name root@new.dwh.server.com:/tmpengine-backupを新しいマシンにインストールします。# yum install ovirt-engine-tools-backupPostgreSQL サーバーパッケージをインストールします。
# yum install rh-postgresql10 rh-postgresql10-postgresql-contribPostgreSQL データベースを初期化し、
postgresqlサービスを開始して、このサービスが起動時に開始されることを確認します。# scl enable rh-postgresql10 -- postgresql-setup --initdb # systemctl enable rh-postgresql10-postgresql # systemctl start rh-postgresql10-postgresql新しいマシンで Data Warehouse データベースを復元します。file_name は、Manager からコピーされたバックアップファイルです。
# engine-backup --mode=restore --scope=files --scope=dwhdb --file=file_name --log=log_file_name --provision-dwh-db --no-restore-permissions
これで、Manager がホストされるマシンとは別のマシンで、Data Warehouse データベースがホストされるようになりました。Data Warehouse データベースを正常に復元したら、engine-setup コマンドの実行を指示するプロンプトが表示されます。このコマンドを実行する前に、Data Warehouse サービスを移行します。