22.7. VDSM からネットワーク名へのマッピングツール
22.7.1. VDSM 名の論理ネットワーク名へのマッピング
論理ネットワークの名前が 15 文字を超えるか、非 ASCII 文字が含まれる場合、システムはホスト上の識別子 (vdsm_name) 名を自動的に生成します。これは、on の文字とネットワークの一意の識別子の最初の 13 文字 (例: ona1b2c3d4e5f6g
) で設定されます。ホストのログファイルに表示されるのは、この名前です。論理ネットワーク名とその自動生成ネットワーク名の一覧を表示するには、/usr/share/ovirt-engine/bin/
にある VDSM-to-Network-Name マッピングツールを使用します。
手順
ツールを初めて実行するときは、PASSWORD 環境変数を定義します。これは、Manager データベースへの読み取りアクセス権を持つデータベースユーザーのパスワードです。たとえば、以下を実行します。
# export PASSWORD=DatabaseUserPassword
VDSM からネットワーク名へのマッピングツールを実行します。
# vdsm_to_network_name_map --user USER
ここで、USER は、Manager データベースへの読み取りアクセス権を持つデータベースユーザーであり、そのパスワードは PASSWORD 環境変数に割り当てられています。
このツールは、同等のオンホスト識別子にマップされている論理ネットワーク名のリストを表示します。
その他のフラグ
以下のフラグを指定してツールを実行できます。
--host
は、データベースサーバーのホスト名/IP アドレスです。デフォルト値は localhost
です。
--port
はデータベースサーバーのポート番号です。デフォルト値は 5432
です。--database
はデータベースの名前です。デフォルト値は engine
で、これは Manager データベースです。
--secure
は、データベースとの安全な接続を有効にします。デフォルトでは、ツールは安全な接続なしで実行されます。