22.4.2. ovirt-log-collector コマンドの構文
ログコレクターコマンドの基本構文は以下の通りです。
ovirt-log-collector options list all|clusters|datacenters ovirt-log-collector options collect
# ovirt-log-collector options list all|clusters|datacenters
# ovirt-log-collector options collect
サポートされている 2 つの操作モードは、list と collect です。
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listパラメーターは、Red Hat Virtualization Manager に接続されているホスト、クラスター、またはデータセンターのいずれかをリストします。リストされたオブジェクトに基づいてログコレクションをフィルターリングできます。 -
collectパラメーターは、Red Hat Virtualization Manager からのログ収集を実行します。収集されたログは、/tmp/logcollector ディレクトリーの下のアーカイブファイルに配置されます。ovirt-log-collectorコマンドは、各ログに特定のファイル名を割り当てます。
別のパラメーターが指定されていない限り、使用可能なホストを、それらが属するデータセンターおよびクラスターと一緒にリストすることがデフォルトのアクションとなります。特定のログを取得するために、ユーザー名とパスワードを入力するように求められます。
ovirt-log-collector コマンドをさらに改良するための多数のパラメーターがあります。
一般的なオプション
--version- 使用中のコマンドのバージョン番号を表示し、プロンプトに戻る。
-h、--help- コマンドの使用情報を表示し、プロンプトに戻ります。
--conf-file=PATH- ツールが使用する設定ファイルとして PATH を設定します。
--local-tmp=PATH- ログを保存するディレクトリーとして PATH を設定します。デフォルトのディレクトリーは /tmp/logcollector です。
--ticket-number=TICKET- SOS レポートに関連付けるチケット、またはケース番号として TICKET を設定します。
--upload=FTP_SERVER取得したログを FTP で送信する際の送信先を FTP_SERVER に設定します。
Red Hat のサポート担当者からアドバイスがない限り、このオプションは使用しないでください。
--log-file=PATH- コマンドがログ出力に使用する特定のファイル名として PATH を設定します。
--quiet- quiet モードを設定し、コンソール出力を最小限に抑えます。デフォルトでは、quiet モードはオフになっています。
-v、--verbose- verbose モードを設定し、より多くのコンソール出力を提供します。デフォルトでは、verbose モードはオフになっています。
--time-only- 完全な SOS レポートを生成せずに、ホスト間の時差に関する情報のみを表示します。
Red Hat Virtualization Manager のオプション
これらのオプションはログコレクションをフィルターリングし、Red Hat Virtualization Manager の認証の詳細を指定します。
これらのパラメーターを、特定のコマンドと組み合わせることができます。たとえば、ovirt-log-collector --user=admin@internal --cluster ClusterA,ClusterB --hosts "SalesHost"* はユーザーを admin@internal として指定し、ログコレクションをクラスター A および B の SalesHost ホストのみに制限します。
--no-hypervisors- ログコレクションから仮想化ホストを省略します。
--one-hypervisor-per-cluster- 各クラスターから 1 台のホスト (存在する場合は SPM) のログを収集します。
-u USER、--user=USER- ログイン用のユーザー名を設定します。USER は、user@domain の形式で指定されます。ここで、user はユーザー名で、domain は使用中のディレクトリーサービスドメインになります。ユーザーはディレクトリーサービスに存在し、Red Hat Virtualization Manager に認識されている必要があります。
-r FQDN,--rhevm=FQDN-
ログの収集元となる Red Hat Virtualization Manager の完全修飾ドメイン名を設定します。FQDN は、Manager の完全修飾ドメイン名に置き換えられます。ログコレクターは、Red Hat Virtualization Manager と同じローカルホストで実行していると想定されています。デフォルト値は
localhostです。 -c CLUSTER、--cluster=CLUSTER- Red Hat Virtualization Manager からのログに加えて、指定された CLUSTER 内の仮想化ホストからログを収集します。含めるクラスターは、クラスター名または一致パターンのコンマ区切りリストで指定する必要があります。
-d DATACENTER,--data-center=DATACENTER- Red Hat Virtualization Manager からのログに加えて、指定された DATACENTER の仮想化ホストからログを収集します。含めるデータセンターは、データセンター名または一致パターンのコンマ区切りリストで指定する必要があります。
-H HOSTS_LIST,--hosts=HOSTS_LIST- Red Hat Virtualization Manager からのログに加えて、指定された HOSTS_LIST 内の仮想化ホストからログを収集します。含めるホストは、ホスト名、完全修飾ドメイン名、または IP アドレスのコンマ区切りリストで指定する必要があります。一致パターンも有効です。
SSH 設定
--ssh-port=PORT- PORT を、仮想化ホストでの SSH 接続に使用するポートとして設定します。
-k KEYFILE、--key-file=KEYFILE- 仮想ホストへのアクセスに使用される公開 SSH 鍵として KEYFILE を設定します。
--max-connections=MAX_CONNECTIONS-
仮想化ホストからのログに対する最大同時 SSH 接続として MAX_CONNECTIONS を設定します。デフォルトは
10です。
PostgreSQL データベースのオプション
データベースユーザー名とデータベース名は、デフォルト値から変更されている場合は、pg-user と dbname パラメーターを使用して指定する必要があります。
データベースがローカルホスト上にない場合は、pg-dbhost パラメーターを使用します。オプションの pg-host-key パラメーターを使用して、リモートログを収集します。リモートログ収集を成功させるには、PostgreSQL SOS プラグインをデータベースサーバーにインストールする必要があります。
--no-postgresql-
データベースのコレクションを無効にします。
--no-postgresqlパラメーターが指定されていない限り、ログコレクターは Red Hat Virtualization Manager PostgreSQL データベースに接続し、データをログレポートに含めます。 --pg-user=USER- データベースサーバーとの接続に使用するユーザー名として USER を設定します。デフォルトは postgres です。
--pg-dbname=DBNAME- データベースサーバーへの接続に使用するデータベース名として DBNAME を設定します。デフォルトは rhevm です。
--pg-dbhost=DBHOST- データベースサーバーのホスト名として DBHOST を設定します。デフォルトは localhost です。
--pg-host-key=KEYFILE- データベースサーバーの公開 ID ファイル (秘密鍵) として、KEYFILE を設定します。この値はデフォルトでは設定されていません。データベースがローカルホストに存在しない場合にのみ必要です。