第2章 Cloud Access の使用


Cloud Access プログラムは、クラウドで Red Hat 製品を使用するお客様に、より良いサービスとより多くの価値を提供するために、このたび見直しが行われました。

Cloud Access のサービスは、次の優先事項を考慮して見直されました。

  • 使用を開始するときの負担を減らし、お客様が簡単に使用できるようにする。
  • 付加価値のある機能を増やすことで、お客様がハイブリッドクラウドインフラストラクチャー全体の RHEL デプロイメントを管理できるようにする。

プログラムの見直しにより、お客様は以下の利点が得られます。

  • 使用開始時に、付加価値のあるサービスとして、ゴールドイメージ、インスタンスの自動登録、高度な RHEL サブスクリプション使用状況レポートなどを新たに利用できます。
  • Cloud Access 用に Red Hat サブスクリプションを登録したり有効にしたりする必要がなくなりました。
  • クラウドプロバイダーをこれまで以上に自由に選択できます。

Cloud Access のお客様は、より幅広い選択肢の中から選択できるようになりました。自身のニーズに最も適したオプションから始めることを推奨しますが、時間の経過とともに変化するニーズに応じて、複数のオプションや異なるオプションを選択することもできます。

次のセクションでは、利用可能なオプションと、お客様が各オプションで期待できるエクスペリエンスを説明します。

2.1. オプション 1: スムーズな使用開始

このオプションでは、特定のオンボーディング要件に対応する必要なく、選択肢と柔軟性を得ることができます。これは、Red Hat からのサポートを最小限しか受けずにすぐに使用開始することを希望するお客様を対象としています。

オプション 1 は、以下を優先事項としているお客様に最適です。

  • クラウドで使用するアクティブな未使用の Red Hat サブスクリプションがある。
  • 仮想マシンイメージを構築および維持し、それらのイメージを選択したクラウドにインポートする方法を理解できる。
  • ゴールドイメージを使用する必要も予定もない。
  • クラウドでの Red Hat サブスクリプション使用状況の追跡に対するサポートは必要ない。
  • 対象となる Red Hat 製品およびクラウドプロバイダーのガイドラインを理解して準拠できる。
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