第3章 ゴールドイメージについて
Red Hat ゴールドイメージは、Cloud Access を使用するお客様向けの一部の Red Hat CCSP 環境で利用できる、クラウド対応の Red Hat 仮想マシン (VM) イメージです。クラウドで BYOS ユースケース向けに独自のカスタムイメージを使用する代わりに、このゴールドイメージを使用できます。ゴールドイメージは信頼できるソースでビルドおよび維持されており、Cloud Access を使用するお客様のみが利用できます。
ゴールドイメージを使用すると、独自のイメージをクラウドプロバイダーの環境にビルド、維持、およびインポートすることなく、クラウドに Red Hat インスタンスを迅速にデプロイできます。
3.1. ゴールドイメージへのアクセス
ゴールドイメージは、Red Hat Cloud Access のお客様には無償で提供されます。ゴールドイメージにアクセスするには、対応する Red Hat 製品のサブスクリプションをお持ちである必要があり、2章Cloud Access の使用 の説明に従って、Cloud Access ユーザーインターフェイス または cloud.redhat.com の Cloud Sources を使用して、クラウドプロバイダーアカウントを Red Hat に接続する必要があります。
例 1
Azure で Red Hat Enterprise Linux Server (物理または仮想ノード) サブスクリプションを使用する必要があります。
- RHEL Server サブスクリプションは、RHEL ゴールドイメージに “対応” します。
- お客様がクラウド接続ステップを完了すると、指定の Azure アカウント (サブスクリプション ID) に、Azure で利用可能な全 RHEL ゴールドイメージへのアクセスが付与されます。
例 2
AWS で Red Hat JBoss Web Server サブスクリプションを使用します。
- JBoss Web Server サブスクリプションは、JBoss Web Server ゴールドイメージに “対応” します。
- お客様がクラウド接続ステップを完了すると、指定の AWS アカウント (サブスクリプション ID) に、AWS で利用可能な全 JBoss Web Server ゴールドイメージへのアクセスが付与されます。