更新


Red Hat build of MicroShift 4.20

MicroShift ノードの更新

Red Hat OpenShift Documentation Team

概要

Red Hat build of MicroShift ノードまたは Red Hat Device Edge を更新します。

第1章 Red Hat Device Edge の更新オプション

Red Hat Device Edge を更新するには、Red Hat build of MicroShift と Red Hat Enterprise Linux (RHEL) の両方を更新するか、一方は更新せずにどちらか一方のみ単独で更新できます。ただし、それぞれサポートされる構成を維持する必要があります。現在のデプロイメントの更新を計画する場合は、次のオプションを検討してください。

1.1. Red Hat Device Edge の更新

バージョンの組み合わせがサポートされている場合は、Red Hat build of MicroShift とは関係なく、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) オペレーティングシステムを更新できます。詳細は次の表を参照してください。

Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) と MicroShift は、デバイスエッジコンピューティング向けの単一のソリューションとして連携して動作します。各コンポーネントを個別に更新できますが、製品バージョンの互換性を確保する必要があります。次の表に示すように、Red Hat Device Edge のサポート対象設定では、それぞれ検証済みのリリースが使用されます。

Expand
RHEL バージョンMicroShift バージョンサポートされている MicroShift バージョン → バージョンの更新

9.6

4.20

4.20.0 → 4.20.z

9.6

4.19

4.19.0 → 4.19.z、4.19 → 4.20

9.4

4.18

RHEL 9.6 の 4.18.0 → 4.18.z、4.18 → 4.20

9.4

4.17

4.17.1 → 4.17.z, 4.17 → 4.18

9.4

4.16

4.16.0 → 4.16.z, 4.16 → 4.17, 4.16 → 4.18

9.2

4.15

RHEL 9.4 の 4.15.0 → 4.15.z, 4.15 → 4.16

9.2

4.14

RHEL 9.4 の 4.14.0 → 4.14.z, 4.14 → 4.15, 4.14 → 4.16

警告

Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、ノードを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。

1.2. MicroShift の単独更新

新しいバージョンを RHEL イメージに組み込むか、標準の RHEL オペレーティングシステムに RPM をインストールすることで、MicroShift バージョンのみを更新できます。MicroShift の更新を計画する場合は、現在のオペレーティングシステムのバージョンとデプロイメントを考慮してください。

スタンドアロンの MicroShift バージョンの更新には、次の要素が適用されます。

  • MicroShift はインプレース更新として動作するため、以前のバージョンを削除する必要はありません。
  • アプリケーションの通常の動作に必要なものを超えるデータのバックアップは必要ありません。
  • アプリケーションと Operator を再インストールせずに MicroShift を更新できる可能性があります。
  • rpm-ostree 更新の場合のみ、自動ロールバックが行われます。
重要

現在のオペレーティングシステムが、使用する予定の新しい MicroShift バージョンと互換性がない場合、MicroShift を更新するには RHEL を更新する必要があります。

1.2.1. RHEL for EdgeMicroShift の更新

新規または既存の RHEL for Edge デプロイメントの rpm-ostree 更新パスを使用すると、更新の一部が失敗した場合に自動バックアップとシステムロールバックを実行できます。

  • 新しいバージョンの MicroShift を含む新しいシステムイメージをビルドすることにより、RHEL for Edge などの rpm-ostree システムで MicroShift を更新できます。
  • rpm-ostree イメージは、同じバージョンまたは更新されたバージョンにすることができます。ただし、RHEL for Edge のバージョンと MicroShift のバージョンとの間に互換性が必要です。

RHEL for Edge 更新パスでは、次の機能を利用できます。

  • 更新が失敗した場合、システムは自動的に以前の正常なシステム状態にロールバックします。
  • アプリケーションを再インストールする必要はありません。
  • Operator を再インストールする必要はありません。
  • この更新方式を使用すると、MicroShift を更新せずにアプリケーションを更新できます。
  • ビルドするイメージに、必要に応じて他の更新を含めることができます。

RHEL for Edge イメージに新しいバージョンを組み込んで MicroShift の更新を開始するには、次のドキュメントの手順を使用してください。

greenboot の詳細は、次のドキュメントを参照してください。

1.2.2. RPM 手動更新

RPM を更新することにより、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 上で MicroShift を手動で更新できます。このタイプの更新は、開発環境やテストに適しています。

  • この更新タイプを完了するには、サブスクリプションマネージャーを使用して、新しい RPM が含まれるリポジトリーを有効にします。
  • 手動プロセスを使用して、システムの健全性を確保し、追加のシステムのバックアップを完了します。
  • RPM 手動更新を開始するには、次のドキュメントの手順を使用してください。
  • MicroShift RPM の手動更新について
1.2.2.1. MicroShift と RHEL をサポート対象の設定に保つ

RPM 更新を使用する場合は、RHEL リポジトリーを慎重に管理して、サポートされていない設定の作成やノードの破損を回避してください。

前提条件

手順

  1. 次のコマンドを実行してオペレーティングシステムのバージョンをロックし、意図しない更新を回避します。

    $ sudo subscription-manager release --set=9.6
  2. EUS MicroShift リリースを使用している場合は、次のコマンドを実行して、RHEL 標準サポートスコープリポジトリーを無効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --disable=rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-rpms \ 
    1
    
        --disable=rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-rpms
    1
    この例に示されているバージョンと異なる場合は、9 を互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンに置き換えることができます。
  3. 標準サポートリポジトリーを無効にした後、次のコマンドを実行して RHEL EUS リポジトリーを有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \  
    1
    
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpms
    1
    この例に示されているバージョンと異なる場合は、9 を互換性のある RHEL システムのメジャーバージョンに置き換えることができます。

検証

  • 次のコマンドを実行して、RHEL に対して有効にしたリポジトリーをリスト表示します。

    $ sudo subscription-manager repos --list-enabled

    出力例

    +----------------------------------------------------------+
        Available Repositories in /etc/yum.repos.d/redhat.repo
    +----------------------------------------------------------+
    Repo ID:   rhel-9-for-x86_64-baseos-eus-rpms
    Repo Name: Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - BaseOS - Extended Update Support (RPMs)
    Repo URL:  https://cdn.redhat.com/content/eus/rhel9/$releasever/x86_64/baseos/os
    Enabled:   1
    Repo ID:   rhel-9-for-x86_64-appstream-eus-rpms
    Repo Name: Red Hat Enterprise Linux 9 for x86_64 - AppStream - Extended Update Support (RPMs)
    Repo URL:  https://cdn.redhat.com/content/eus/rhel9/$releasever/x86_64/appstream/os
    Enabled:   1

1.3. スタンドアロン RHEL 更新

Red Hat Device Edge で MicroShift と RHEL の最終的なバージョンに互換性があれば、MicroShift を更新せずに任意の RHEL タイプに更新できます。更新を開始する前に互換性を確認してください。ユースケースに適した RHEL ドキュメントを使用してください。

以下に例を示します。

1.4. MicroShift と RHEL の同時更新

更新後の最終的なバージョンが Red Hat Device Edge でサポートされる構成であれば、RHEL オペレーティングシステムの種類と MicroShift を同時に更新できます。次のワークフローを使用して、実行する一般的なステップを計画できます。

  1. 更新を開始する前に互換性を確認してください。
  2. オペレーティングシステムを計画および更新するための、更新パスに適した RHEL ドキュメントを使用してください。
  3. 正しい MicroShift リポジトリーを有効にして、RHEL と MicroShift のバージョン間の調整を確認します。
  4. RPM インストールの使用や、オペレーティングシステムイメージへの MicroShift の組み込みなど、更新パスに適した MicroShift 更新タイプを使用します。

1.5. MicroShift を RHEL for Edge から Image Mode for RHEL に移行する

MicroShift 4.19 以降では、更新後の最終的なバージョンが Red Hat Device Edge のサポートされる構成であれば、MicroShift ノードを RHEL for Edge から Image Mode for RHEL に移行できます。移行を開始する前に互換性を確認してください。イメージベースの RHEL システムを移行する手順は、RHEL のドキュメントを参照してください。

第2章 RHEL for Edge システムにおける RPM の更新

新しいバージョンの MicroShift を新しいオペレーティングシステムイメージに埋め込むことで、Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) 上の MicroShift を更新できます。

2.1. RHEL for Edge システムにおける MicroShift の更新

Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) システムで MicroShift を更新するには、新しいバージョンの MicroShift と関連するオプションの RPM を含む新しい RHEL for Edge イメージを構築する必要があります。MicroShift が組み込まれた rpm-ostree イメージを作成したら、そのオペレーティングシステムイメージを起動できます。

マイナーバージョン更新およびパッチ更新の場合も手順は同じです。たとえば、4.18 から 4.19 にアップグレードする場合も、4.19.2 から 4.19.3 にアップグレードする場合も同じ手順を使用します。以下の詳細が適用されます。

  • この更新方式では、バックアップとシステムロールバックが自動的に行われます。
  • MicroShift ノードで実行されているアプリケーションを更新するには、次のワークフローを使用できます。更新を開始する前に、アプリケーションと MicroShift および RHEL for Edge の隣接バージョンとの互換性を確認してください。
  • 自動ロールバック以外のダウングレードはサポートされていません。以下の手順は更新用です。

    重要

    使用する手順は、既存のデプロイメントがどのように設定されているかによって異なります。次の手順では、実行できる一般的なステップと、RHEL for Edge ドキュメントへのリンクを示します。RHEL for Edge ドキュメントは、更新されたオペレーティングシステムイメージのビルドを詳しく説明しているリソースです。

2.2. RHEL for Edge システムに更新を適用する

Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) で MicroShift を更新するには、新しいバージョンの MicroShift を新しいオペレーティングシステムイメージに埋め込みます。

前提条件

  • MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
  • ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
  • 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備をしている RHEL for Edge イメージとの間に互換性がある。
重要

このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。自動ロールバック以外のダウングレードはサポートされていません。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM をプルするために必要な rhocp-4.20 RPM リポジトリーソースを追加するための Image Builder 設定ファイルを作成します。

    $ cat > rhocp-4.20.toml <<EOF
    id = "rhocp-4.20"
    name = "Red Hat OpenShift Container Platform 4.20 for RHEL 9"
    type = "yum-baseurl"
    url = "https://cdn.redhat.com/content/dist/layered/rhel9/$(uname -m)/rhocp/4.20/os"
    check_gpg = true
    check_ssl = true
    system = false
    rhsm = true
    EOF
  2. 次のコマンドを実行して、RPM 更新ソースを Image Builder に追加します。

    $ sudo composer-cli sources add rhocp-4.20.toml
  3. 新しいバージョンの MicroShift を含む、RHEL for Edge の新しいイメージをビルドします。必要な手順を確認するには、次のドキュメントを使用してください。

  4. RHEL for Edge の新しいイメージを使用するようにホストを更新します。必要な手順を確認するには、次のドキュメントを使用してください。

  5. 次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。

    $ sudo systemctl reboot

第3章 RPM の手動更新

イメージベースではない Red Hat Enterprise Linux (RHEL) システム向けに Red Hat build of MicroShift を更新するには、RPM を更新する必要があります。4.20.1 から 4.20.2 などのパッチリリースの場合は、RPM を更新するだけになります。マイナーバージョンリリースの更新の場合は、それに加えて、サブスクリプションマネージャーを使用して更新リポジトリーを有効にする手順を行います。

注記

必要に応じてアプリケーションデータをバックアップし、任意の更新タイプを使用する場合は、データのコピーを安全な場所に移動できます。

3.1. RPM を使用したパッチ更新の適用

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの rpm-ostree 以外のシステムで MicroShift を更新するには、RPM をダウンロードしてから更新する必要があります。たとえば、4.20.1 から 4.20.2 にアップグレードするには、次の手順に従います。

警告

Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、ノードを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。

前提条件

  • MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
  • ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
  • 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
  • ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
  • システムのバックアップが完了している。
注記

このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。

    $ sudo dnf update microshift
  2. 次のコマンドを実行して MicroShift を再起動します。

    $ sudo systemctl restart microshift
注記

この更新タイプでは greenboot システムヘルスチェックが実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。

3.2. RPM を使用したマイナーバージョン更新の適用

Red Hat Enterprise Linux (RHEL) などの rpm-ostree 以外のシステムで MicroShift のマイナーバージョンを更新するには、RPM をダウンロードしてから更新する必要があります。たとえば、4.18 から 4.20 に更新するには、次の手順を使用します。

警告

Red Hat Device Edge のサポートされている設定でコンポーネントのバージョンを維持するには、MicroShift と RHEL を同時に更新する必要がある場合があります。特に 2 つのマイナーバージョン間で MicroShift を更新する場合は、更新先の MicroShift のバージョンと、RHEL のバージョンの互換性があることを確認してください。そうしないと、サポートされていない設定を作成したり、ノードを破損させたり、あるいはその両方を引き起こす可能性があります。詳細は、Red Hat Device Edge リリースの互換性に関する表 を参照してください。

前提条件

  • MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
  • ホストへの root ユーザーアクセス権を持っている。
  • 使用中の MicroShift のバージョンと使用を準備しているバージョンとの間にアップグレード互換性がある。
  • ホストオペレーティングシステムとインストールを準備している MicroShift のバージョンとの間に互換性があることを確認している。
  • システムのバックアップが完了している。
注記

このプロセスで MicroShift をダウングレードすることはできません。ダウングレードはサポートされていません。

手順

  1. すべてのライフサイクルで、次のコマンドを実行して、更新するリリースのリポジトリーを有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhocp-4.20-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \
        --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms
  2. 延長サポート (EUS) リリースの場合は、次のコマンドを実行して EUS リポジトリーも有効にします。

    $ sudo subscription-manager repos \
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \
        --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpms
  3. 次のコマンドを使用してオペレーティングシステムのバージョンをロックすることにより、サポートされていない設定への意図しない今後の更新を回避します。

    $ sudo subscription-manager release --set=9.6
  4. 次のコマンドを実行して、MicroShift の RPM を更新します。

    $ sudo dnf update microshift
  5. 次のコマンドを実行して、ホストを再起動して更新を適用します。

    $ sudo systemctl reboot
注記

この更新方式では、システムヘルスチェックは実行されますが、アクションは実行されません。更新が失敗した場合は、ログを確認するように指示するエラーメッセージが表示されます。

検証

  1. 次のコマンドを実行し、正常にブートしてヘルスチェックが終了したかどうかを確認します。

    $ sudo systemctl status greenboot-healthcheck
  2. 次のコマンドを実行して、ヘルスチェックのログを確認します。

    $ sudo journalctl -u greenboot-healthcheck

第4章 MicroShift を RHEL for Edge から Image Mode for RHEL に移行する

MicroShift を Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) から移行するには、新しい Image Mode for RHEL イメージに MicroShift を埋め込みます。

4.1. MicroShift を Image Mode for RHEL に移行する

MicroShift を Red Hat Enterprise Linux for Edge (RHEL for Edge) システムから Image Mode for RHEL に移行するには、必要なバージョンの MicroShift と関連するオプションの RPM を含む新しい Image Mode for RHEL イメージを構築する必要があります。

bootc switch コマンドを使用して RHEL for Edge システムを Image Mode for RHEL に移行する一般的な手順は、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) のドキュメントを参照してください。アップグレードプロセスを慎重に計画します。次のヒントが適用されます。

  • rpm-ostree ブループリントファイルをイメージモードコンテナーファイルに変換するには、RHEL ドキュメントの指示に従います。
  • rpm-ostree compose container-encapsulate image-compose コマンドを使用して、bootc コンテナーの構築に使用できるベースコンテナーイメージを作成できます。次に、既存の ostree コミットに基づいた Image Mode for RHEL イメージを導出して理解することができます。
  • Image Mode for RHEL を完全に採用するには、コンテナービルドパイプラインを定義します。
  • RHEL for Edge および Image Mode for RHEL は同じ親イメージから派生していないため、UID および GID のドリフトに備えて計画を立てます。詳細は、RHEL のドキュメントを参照してください。

4.1.1. Image Mode for RHEL への移行時に UID と GID のドリフトを回避する

MicroShift を実行しているオペレーティングシステムを再インストールしない場合は、移行プロセス中に発生する可能性のある UID および GID のドリフトを回避する必要があります。この問題を解決する 1 つの方法は、影響を受けるシステムサービスが開始される前に、必要な修正を適用する systemd ユニットを追加することです。

前提条件

  • MicroShift を実行している既存の RHEL for Edge デプロイメントがある。
  • ビルドホストへのルートアクセス権がある。
  • デプロイしたいイメージがある。

手順

  • MicroShift イメージビルドの手順に次のコマンドを追加して、Open vSwitch (OVS) systemd サービス、ovsdb-server.service の潜在的な UID または GID ドリフトを解決します。

    # Install systemd configuration drop-ins to fix potential permission problems when upgrading from rpm-ostree commits to image mode container layers
    RUN mkdir -p /usr/lib/systemd/system/ovsdb-server.service.d && \
        cat > /usr/lib/systemd/system/ovsdb-server.service.d/microshift-ovsdb-ownership.conf <<'EOF'
    # The openvswitch database files must be owned by the appropriate user and its primary group. That the user and its group can be overwritten, recreate them.
    [Service]
    ExecStartPre=/bin/sh -c '/bin/getent passwd openvswitch >/dev/null || useradd -r openvswitch'
    ExecStartPre=/bin/sh -c '/bin/getent group hugetlbfs >/dev/null || groupadd -r hugetlbfs'
    ExecStartPre=/sbin/usermod -a -G hugetlbfs openvswitch
    ExecStartPre=/bin/chown -Rhv openvswitch. /etc/openvswitch
    EOF
重要

Image Mode for RHEL への MicroShift の移行が完了すると、この回避策は必要なくなり、削除できます。

第5章 RPM 更新パッケージの内容のリスト表示

インストール前に、MicroShift RPM パッケージ更新の内容をプレビューできます。そうすることで、計画している更新が Red Hat Device Edge でサポートされる構成であることを確認できます。

5.1. MicroShift RPM リリースパッケージの内容のリスト表示

MicroShift リリースに含まれるイメージを表示するには、RPM をダウンロードして解凍することで、microshift-release-info RPM の内容をリスト表示できます。

前提条件

  • Red Hat Enterprise Linux (RHEL) または RPM パッケージマネージャーを備えたオペレーティングシステムを使用している。
  • MicroShift リポジトリーが有効化されている。

手順

  1. オプション: 次のコマンドを実行して、ダウンロード可能な MicroShift RPM のバージョンをリスト表示します。

    $ sudo dnf repoquery microshift-release-info-0:4.17.1 
    1
    1
    サンプル値 4.17.1 は、対象となるメジャーリリース番号およびマイナーリリース番号に置き換えます。

    出力例

    Updating Subscription Management repositories.
    microshift-release-info-0:4.17.1-202406281132.p0.g8babeb9.assembly.4.17.1.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.10-202408291007.p0.g6e4ee4d.assembly.4.17.10.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.2-202407040825.p0.g2e0407e.assembly.4.17.2.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.3-202407111123.p0.ge4206d3.assembly.4.17.3.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.4-202407191908.p0.g057a9af.assembly.4.17.4.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.5-202407250951.p0.g0afcb57.assembly.4.17.5.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.6-202408010822.p0.gc4ded66.assembly.4.17.6.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.7-202408081107.p0.g0597bb8.assembly.4.17.7.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.8-202408150851.p0.gc8a3bb1.assembly.4.17.8.el9.noarch
    microshift-release-info-0:4.17.9-202408220842.p0.gefa92a2.assembly.4.17.9.el9.noarch

  2. 以下のコマンドを実行して、必要な RPM パッケージをダウンロードします。

    $ sudo dnf download microshift-release-info-<release_version> 
    1
    1
    <release_version> は、バージョン番号全体 (4.17.1 など) を使用して、デプロイするリリース番号に置き換えます。

    出力例

    microshift-release-info-4.17.1.-202411101230.p0.g7dc6a00.assembly.4.17.1.el9.noarch.rpm 
    1

    1
    出力には、日付およびコミット ID が含まれているはずです。
  3. 次のコマンドを実行して、RPM パッケージをインストールせずに展開します。

    $ rpm2cpio <microshift_release_info> | cpio -idmv 
    1
    1
    <microshift_release_info> は、前の手順の RPM パッケージの名前に置き換えます。たとえば、microshift-release-info-4.17.10-202408291007.p0.g6e4ee4d.assembly.4.17.10.el9.noarch.rpm などです。

    出力例

    ./usr/share/microshift
    ./usr/share/microshift/blueprint
    ./usr/share/microshift/blueprint/blueprint-aarch64.toml
    ./usr/share/microshift/blueprint/blueprint-x86_64.toml
    ./usr/share/microshift/release
    ./usr/share/microshift/release/release-aarch64.json
    ./usr/share/microshift/release/release-x86_64.json

  4. 次のコマンドを実行して、内容をリスト表示します。

    $ cat ./usr/share/microshift/release/release-x86_64.json

    出力例

    {
      "release": {
        "base": "4.17.10"
      },
      "images": {
        "cli": "....
    # ...

法律上の通知

Copyright © 2025 Red Hat, Inc.
The text of and illustrations in this document are licensed by Red Hat under a Creative Commons Attribution–Share Alike 3.0 Unported license ("CC-BY-SA"). An explanation of CC-BY-SA is available at http://creativecommons.org/licenses/by-sa/3.0/. In accordance with CC-BY-SA, if you distribute this document or an adaptation of it, you must provide the URL for the original version.
Red Hat, as the licensor of this document, waives the right to enforce, and agrees not to assert, Section 4d of CC-BY-SA to the fullest extent permitted by applicable law.
Red Hat, Red Hat Enterprise Linux, the Shadowman logo, the Red Hat logo, JBoss, OpenShift, Fedora, the Infinity logo, and RHCE are trademarks of Red Hat, Inc., registered in the United States and other countries.
Linux® is the registered trademark of Linus Torvalds in the United States and other countries.
Java® is a registered trademark of Oracle and/or its affiliates.
XFS® is a trademark of Silicon Graphics International Corp. or its subsidiaries in the United States and/or other countries.
MySQL® is a registered trademark of MySQL AB in the United States, the European Union and other countries.
Node.js® is an official trademark of Joyent. Red Hat is not formally related to or endorsed by the official Joyent Node.js open source or commercial project.
The OpenStack® Word Mark and OpenStack logo are either registered trademarks/service marks or trademarks/service marks of the OpenStack Foundation, in the United States and other countries and are used with the OpenStack Foundation's permission. We are not affiliated with, endorsed or sponsored by the OpenStack Foundation, or the OpenStack community.
All other trademarks are the property of their respective owners.
Red Hat logoGithubredditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。 最新の更新を見る.

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

Theme

© 2026 Red Hat
トップに戻る