RPM パッケージによるインストール
RPM を使用した MicroShift のインストール
概要
第1章 RPM パッケージからのインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
サポート対象バージョンの Red Hat Enterprise Linux (RHEL) を搭載したマシンに RPM パッケージから MicroShift をインストールできます。
1.1. RPM パッケージから MicroShift をインストールする前の準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift をインストールする前に、メモリー設定と FIPS モード用にホストマシンを準備することを推奨します。
1.1.1. ボリュームグループの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift は、永続ボリューム (PV) にストレージを提供するために、論理ボリュームマネージャーストレージ (LVMS) Container Storage Interface (CSI) プラグインを使用します。LVMS は、Linux 論理ボリュームマネージャー (LVM) を利用して、PV のバッキング論理ボリューム (LV) を動的に管理します。このため、マシンには、LVMS がワークロードの PV 用の LV を作成できる未使用スペースのある LVM ボリュームグループ (VG) が必要です。
LVMS がワークロードの PV 用の LV を作成できるようにボリュームグループ (VG) を設定するには、RHEL のインストール中にルートボリュームの 希望サイズ を小さくします。ルートボリュームのサイズを下げると、実行時に LVMS によって作成される追加の LV 用の未割り当て領域がディスク上に確保されます。
1.1.2. FIPS モードの準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ユースケースで MicroShift コンテナーを FIPS モードで実行する必要がある場合は、FIPS を有効にして RHEL をインストールする必要があります。ワーカーマシンが FIPS モードで実行するように設定されると、MicroShift コンテナーも FIPS モードで実行するように自動的に設定されます。
ノードが使用するオペレーティングシステムの初回起動時の前に FIPS を有効にする必要があるため、ノードのデプロイ後に FIPS を有効にすることはできません。
1.2. RPM パッケージから MicroShift をインストールする準備 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ワークロードの永続ボリューム (PV) に十分な容量を持つ論理ボリュームマネージャー (LVM) ボリュームグループ (VG) を持つように RHEL マシンを設定します。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- マシンへの root ユーザーアクセス権がある。
- ワークロードの PV に必要な容量を使用して LVM VG を設定している。
手順
- Storage Configuration サブセクションの Installation Destination の下にあるグラフィカルインストーラーで、Custom → Done を選択して、パーティションとボリュームを設定するためのダイアログを開きます。手動パーティショニングウィンドウが表示されます。
- New Red Hat Enterprise Linux 9.x Installation で、Click here to create them automatically を選択します。
- ルートパーティション / を選択し、PV 用に十分な容量が VG に指定されるように 必要な容量 を減らし、Update Settings をクリックします。
インストールを完了します。
注記パーティション設定のその他のオプションは、手動パーティション設定の追加情報セクションにリンクされているガイドを参照してください。
root ユーザーとして、次のコマンドを実行して、システムで使用可能な VG 容量を確認します。
$ sudo vgs出力例:
VG #PV #LV #SN Attr VSize VFree rhel 1 2 0 wz--n- <127.00g 54.94g
1.3. RPM パッケージからの MicroShift のインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順を使用して、RPM パッケージから MicroShift をインストールします。
前提条件
- MicroShift をインストールするためのシステム要件が満たされている。
- RPM パッケージから MicroShift をインストールするための準備の手順を完了している。
手順
すべてのライフサイクルで、次のコマンドを実行してリリースのリポジトリーを有効にします。
$ sudo subscription-manager repos \ --enable rhocp-4.20-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms \ --enable fast-datapath-for-rhel-9-$(uname -m)-rpms延長サポート (EUS) リリースの場合は、次のコマンドを実行して EUS リポジトリーも有効にします。
$ sudo subscription-manager repos \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-appstream-eus-rpms \ --enable rhel-9-for-$(uname -m)-baseos-eus-rpms次のコマンドを使用してオペレーティングシステムのバージョンをロックすることにより、サポートされていない設定への意図しない今後の更新を回避します。
$ sudo subscription-manager release --set=9.6次のコマンドを実行して MicroShift をインストールします。
$ sudo dnf install -y microshift-
インストールのプルシークレットを Red Hat Hybrid Cloud Console から
$HOME/openshift-pull-secretなどの一時フォルダーにダウンロードします。このプルシークレットを使用すると、Red Hat build of MicroShift で使用されるコンテナーイメージを提供するコンテナーレジストリーで認証できます。 次のコマンドを実行して、プルシークレットを RHEL マシンの
/etc/crioフォルダーにコピーします。$ sudo cp $HOME/openshift-pull-secret /etc/crio/openshift-pull-secret以下のコマンドを実行して、root ユーザーを
/etc/crio/openshift-pull-secretファイルの所有者にします。$ sudo chown root:root /etc/crio/openshift-pull-secret以下のコマンドを実行して、root ユーザーのみが
/etc/crio/openshift-pull-secretファイルを読み取りおよび書き込み可能にします。$ sudo chmod 600 /etc/crio/openshift-pull-secretRHEL マシンでファイアウォールが有効になっている場合は、必須のファイアウォールルールをいくつか設定する必要があります。
firewalldの場合は、次のコマンドを実行します。$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=trusted --add-source=10.42.0.0/16$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=trusted --add-source=169.254.169.1$ sudo firewall-cmd --reload-
MicroShift 用に準備したボリュームグループ (VG) がデフォルト名
rhelを使用した場合、それ以上の設定は必要ありません。別の名前を使用した場合、またはさらに設定を変更する場合は、「MicroShift 設定ファイルの使用」セクションを参照してください。
第2章 MicroShift の停止と起動 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
新規インストール、オプションの RPM パッケージの追加、トラブルシューティングなど、さまざまな理由で MicroShift を停止または起動できます。
2.1. MicroShift サービスの開始 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の手順を使用して、MicroShift サービスを開始します。
前提条件
- RPM パッケージから MicroShift をインストールしている。
手順
root ユーザーとして、次のコマンドを入力して MicroShift サービスを開始します。
$ sudo systemctl start microshiftオプション: マシンの起動時に MicroShift を開始するように RHEL マシンを設定するには、次のコマンドを入力します。
$ sudo systemctl enable microshiftオプション: マシンの起動時に MicroShift が自動的に起動しないようにするには、次のコマンドを入力します。
$ sudo systemctl disable microshift注記MicroShift サービスは、初回起動時に MicroShift のコンテナーイメージをダウンロードして初期化します。その結果、サービスの初回デプロイ時には MicroShift が起動されるまでに数分かかる場合があります。それ以降は、MicroShift サービスの起動時間が短縮されます。
2.2. MicroShift サービスの停止 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
次の手順を使用して、MicroShift サービスを停止します。
前提条件
- MicroShift サービスが実行されている。
手順
次のコマンドを入力して、MicroShift サービスを停止します。
$ sudo systemctl stop microshiftMicroShift にデプロイされたワークロードは、MicroShift サービスが停止した後も引き続き実行されます。次のコマンドを入力して、実行中のワークロードを表示します。
$ sudo crictl ps -a次のコマンドを入力して、デプロイされたワークロードを停止します。
$ sudo systemctl stop kubepods.slice
第3章 MicroShift ノードへの oc アクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift CLI (oc) を使用して MicroShift ノードにアクセスします。
3.1. MicroShift ノードへのアクセス方法 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift CLI (oc) を使用して MicroShift サービスにアクセスします。
- MicroShift サービスを実行している同じマシンからでも、リモートの場所からでも、ノードにアクセスできます。
- このアクセスを使用して、ワークロードを監視および管理できます。
-
次の手順を使用する場合は、接続するホスト名または IP アドレスが含まれている
kubeconfigファイルを選択し、関連するディレクトリーに配置します。
3.1.1. MicroShift ノードへのローカルアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順に従って、kubeconfig ファイルを使用して MicroShift ノードをローカルでアクセスします。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。
手順
オプション: Red Hat Enterprise Linux (RHEL) マシンに
~/.kube/フォルダーがない場合は、次のコマンドを実行してこのフォルダーを作成します。$ mkdir -p ~/.kube/次のコマンドを実行して、生成されたローカルアクセス
kubeconfigファイルを~/.kube/ディレクトリーにコピーします。$ sudo cat /var/lib/microshift/resources/kubeadmin/kubeconfig > ~/.kube/config次のコマンドを実行して、
~/.kube/configファイルの権限を更新します。$ chmod go-r ~/.kube/config
検証
次のコマンドを入力して、MicroShift が実行されていることを確認します。
$ oc get pods -A出力例
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE default i-06166fbb376f14a8bus-west-2computeinternal-debug-qtwcr 1/1 Running 0 46m kube-system csi-snapshot-controller-5c6586d546-lprv4 1/1 Running 0 51m openshift-dns dns-default-45jl7 2/2 Running 0 50m openshift-dns node-resolver-7wmzf 1/1 Running 0 51m openshift-ingress router-default-78b86fbf9d-qvj9s 1/1 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-master-5rfhh 4/4 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-node-gcnt6 1/1 Running 0 51m openshift-service-ca service-ca-bf5b7c9f8-pn6rk 1/1 Running 0 51m openshift-storage topolvm-controller-549f7fbdd5-7vrmv 5/5 Running 0 51m openshift-storage topolvm-node-rht2m 3/3 Running 0 50m注記この出力例は、基本的な MicroShift インストールを示しています。オプションの RPM をインストールした場合は、それらのサービスを実行している Pod のステータスも出力に表示されることが予想されます。
3.1.2. MicroShift ノードへのリモートアクセス用にファイアウォールを開く リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リモートユーザーが MicroShift サービスにアクセスできるように、次の手順を使用してファイアウォールを開きます。この手順を完了しなければ、ワークステーションユーザーはノードにリモートでアクセスできません。
この手順では、user@microshift は、MicroShift ホストマシン上のユーザーであり、別のワークステーション上のリモートユーザーがアクセスできるようにそのマシンをセットアップする責任があります。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 - クラスター管理者の権限がある。
手順
MicroShift ホストの
user@microshiftとして、次のコマンドを実行して、Kubernetes API サーバー (6443/tcp) のファイアウォールポートを開きます。[user@microshift]$ sudo firewall-cmd --permanent --zone=public --add-port=6443/tcp && sudo firewall-cmd --reload
検証
user@microshiftとして次のコマンドを実行して、MicroShift が入力されていることを確認します。$ oc get pods -A出力例
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE default i-06166fbb376f14a8bus-west-2computeinternal-debug-qtwcr 1/1 Running 0 46m kube-system csi-snapshot-controller-5c6586d546-lprv4 1/1 Running 0 51m openshift-dns dns-default-45jl7 2/2 Running 0 50m openshift-dns node-resolver-7wmzf 1/1 Running 0 51m openshift-ingress router-default-78b86fbf9d-qvj9s 1/1 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-master-5rfhh 4/4 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-node-gcnt6 1/1 Running 0 51m openshift-service-ca service-ca-bf5b7c9f8-pn6rk 1/1 Running 0 51m openshift-storage topolvm-controller-549f7fbdd5-7vrmv 5/5 Running 0 51m openshift-storage topolvm-node-rht2m 3/3 Running 0 50m注記この出力例は、基本的な MicroShift インストールを示しています。オプションの RPM をインストールした場合は、それらのサービスを実行している Pod のステータスも出力に表示されることが予想されます。
3.1.3. MicroShift ノードへのリモートアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下の手順に従って、kubeconfig ファイルを使用してリモートロケーションから MicroShift サービスにアクセスします。
user@workstation ログインは、ホストマシンにリモートからアクセスするのに使用されます。手順の <user> 値は、user@workstation が MicroShift ホストにログインするユーザーの名前になります。
前提条件
-
OpenShift CLI (
oc) がインストールされている。 -
user@microshiftは、ローカルホストからファイアウォールを開いている。 -
追加の
kubeconfigファイルが生成した。
手順
user@workstationとして、Red Hat Enterprise Linux (RHEL) マシンに~/.kube/フォルダーがない場合は、次のコマンドを実行してこのフォルダーを作成します。[user@workstation]$ mkdir -p ~/.kube/user@workstationとして、次のコマンドを実行して、MicroShift ホストのホスト名の変数を設定します。[user@workstation]$ MICROSHIFT_MACHINE=<microshift_hostname>1 - 1
- <MicroShift_hostname> の値は、実行しているホストの名前または IP アドレスに置き換えます。
user@workstationとして、次のコマンドを実行して、MicroShift を実行している RHEL マシンからローカルマシンに接続するホスト名または IP アドレスを含む生成されたkubeconfigファイルをコピーします。[user@workstation]$ ssh <user>@$MICROSHIFT_MACHINE "sudo cat /var/lib/microshift/resources/kubeadmin/$MICROSHIFT_MACHINE/kubeconfig" > ~/.kube/config1 - 1
- <user> は、SSH ログイン認証情報に置き換えます。
user@workstationとして、次のコマンドを実行して~/.kube/configファイルのパーミッションを更新します。$ chmod go-r ~/.kube/config
検証
user@workstationとして、次のコマンドを入力して、MicroShift が実行されていることを確認します。$ oc get pods -A出力例
NAMESPACE NAME READY STATUS RESTARTS AGE default i-06166fbb376f14a8bus-west-2computeinternal-debug-qtwcr 1/1 Running 0 46m kube-system csi-snapshot-controller-5c6586d546-lprv4 1/1 Running 0 51m openshift-dns dns-default-45jl7 2/2 Running 0 50m openshift-dns node-resolver-7wmzf 1/1 Running 0 51m openshift-ingress router-default-78b86fbf9d-qvj9s 1/1 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-master-5rfhh 4/4 Running 0 51m openshift-ovn-kubernetes ovnkube-node-gcnt6 1/1 Running 0 51m openshift-service-ca service-ca-bf5b7c9f8-pn6rk 1/1 Running 0 51m openshift-storage topolvm-controller-549f7fbdd5-7vrmv 5/5 Running 0 51m openshift-storage topolvm-node-rht2m 3/3 Running 0 50m注記この出力例は、基本的な MicroShift インストールを示しています。オプションの RPM をインストールした場合は、それらのサービスを実行している Pod のステータスも出力に表示されることが予想されます。
第4章 MicroShift のアンインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
MicroShift をアンインストールする前に、microshift-cleanup-data スクリプトを実行して、すべての MicroShift データと設定をクリーンアップします。
4.1. RPM パッケージからの MicroShift のアンインストール リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
前提条件
- root ユーザーアクセス権を持つ管理者として MicroShift にログインしている。
- サポートケースを作成している。
- MicroShift ノードへのルートアクセス権があります。
手順
次のコマンドを実行して、すべてのデータを消去します。
$ sudo microshift-cleanup-data --all1 - 1
--all引数を指定してスクリプトを実行すると、以下のクリーンアップアクションが実行されます。- すべての MicroShift サービスを停止して無効にする
- すべての MicroShift Pod を削除する
- すべてのコンテナーイメージストレージを削除する
- ネットワーク設定をリセットする
-
/var/lib/microshiftデータディレクトリーを削除する - OVN-K ネットワーク設定を削除する
以下のコマンドを実行します。
$ sudo dnf remove -y microshift*