付録C ESB アーカイブ


C.1. Java アーカイブの種類

JBoss Enterprise Application Platform は、いくつかの異なるタイプのアーカイブファイルを認識します。アーカイブファイルは、デプロイメント可能なサービスとアプリケーションをパッケージ化するために使用されます。
通常、アーカイブファイルは、特定のファイル拡張子と特定のディレクトリー構造を持つ Zip アーカイブです。Zip アーカイブがアプリケーションサーバーにデプロイされる前に抽出された場合、デプロイメントされたアーカイブと呼ばれます。その場合、ディレクトリー名には引き続きファイル拡張子が含まれ、ディレクトリー構造の要件は引き続き適用されます。
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表C.1
アーカイブの種類 範囲 目的 ディレクトリー構造の要件
Java アーカイブ .jar Java クラスライブラリーが含まれています。
META-INF/MANIFEST.MF ファイル (オプション)。どのクラスが メイン クラスであるかなどの情報を指定します。
Web アーカイブ .war
Java クラスとライブラリーに加えて、Java Server Pages (JSP) ファイル、サーブレット、および XML ファイルが含まれます。Web アーカイブのコンテンツは、Web アプリケーションとも呼ばれます。
WEB-INF/web.xml ファイル。Web アプリケーションの構造に関する情報が含まれています。他のファイルも WEB-INF/ に存在する場合があります。
リソースアダプターアーカイブ。 .rar
ディレクトリー構造は JCA 仕様で指定されています。
Java Connector Architecture (JCA) リソースアダプターが含まれています。コネクターとも呼ばれます。
エンタープライズアーカイブ .ear
1 つまたは複数のモジュールを 1 つのアーカイブにパッケージ化するために Java Enterprise Edition (EE) で使用されます。これにより、モジュールをアプリケーションサーバーに同時にデプロイメントできます。Maven と Ant は、EAR アーカイブの構築に使用される最も一般的なツールです。
1 つ以上の XML デプロイメント記述子ファイルを含む META-INF/ ディレクトリー。
次のいずれかのタイプのモジュール。
  • Web アーカイブ (WAR)。
  • Plain Old Java Object (POJO) を含む 1 つ以上の Java アーカイブ (JAR)。
  • 独自の META-INF/ ディレクトリーを含む、1 つ以上の Enterprise JavaBean (EJB) モジュール。このディレクトリーには、デプロイされた永続クラスの記述子が含まれています。
  • 1 つ以上のリソースアーカイブ (RAR)。
サービスアーカイブ .sar
エンタープライズアーカイブに似ていますが、JBoss Enterprise Application Platform に固有です。
jboss-service.xml または jboss-beans.xml ファイルを含む META-INF/ ディレクトリー。

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