第9章 スケジューラー


この章では、Business Process Manager における タイマー の役割について説明します。
タイマーは、プロセス内のイベントで作成できます。アクションの実行またはイベントの遷移をトリガーするようにタイマーを設定します。

9.1. タイマー

タイマーを設定する最も簡単な方法は、timer 要素 をノードに追加することです。次のサンプルコードは、その方法を示しています。
<state name='catch crooks'>
  <timer name='reminder' 
         duedate='3 business hours' 
         repeat='10 business minutes'
         transition='time-out-transition' >
    <action class='the-remainder-action-class-name' />
  </timer>
  <transition name='time-out-transition' to='...' />
</state>
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ノードで指定されたタイマーは、そのノードが終了した後は実行されません。遷移とアクションはどちらもオプションです。タイマーが実行されると、以下のイベントが順番に発生します。
  1. タイプが timer のイベントが発生します。
  2. アクションが指定されている場合、それが実行されます。
  3. シグナルにより、指定された遷移で実行が再開されます。
すべてのタイマーには一意の名前が必要です。timer 要素に名前が指定されていない場合、デフォルトでノードの名前が使用されます。
アクション要素 (actionscript など) をサポートするには、タイマーアクションを使用します。
タイマーは、アクションによって作成およびキャンセルされます。関連する 2 つの action-element は、create-timercancel-timer です。実際には、上記の timer 要素は、node-enter での create-timer アクションと node-leave での cancel-timer アクションの簡略表記です。

9.2. スケジューラーのデプロイメント

プロセスの実行により、タイマーが作成およびキャンセルされ、タイマーストア に保存されます。別の タイマーランナー がこのストアを確認し、各タイマーを適切なタイミングで実行します。

図9.1 スケジューラーコンポーネントの概要

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