第9章 スケジューラー
この章では、Business Process Manager における タイマー の役割について説明します。
タイマーは、プロセス内のイベントで作成できます。アクションの実行またはイベントの遷移をトリガーするようにタイマーを設定します。
9.1. タイマー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
タイマーを設定する最も簡単な方法は、timer 要素 をノードに追加することです。次のサンプルコードは、その方法を示しています。
ノードで指定されたタイマーは、そのノードが終了した後は実行されません。遷移とアクションはどちらもオプションです。タイマーが実行されると、以下のイベントが順番に発生します。
- タイプが
timer
のイベントが発生します。 - アクションが指定されている場合、それが実行されます。
- シグナルにより、指定された遷移で実行が再開されます。
すべてのタイマーには一意の名前が必要です。
timer
要素に名前が指定されていない場合、デフォルトでノードの名前が使用されます。
アクション要素 (
action
や script
など) をサポートするには、タイマーアクションを使用します。
タイマーは、アクションによって作成およびキャンセルされます。関連する 2 つの
action-element
は、create-timer
と cancel-timer
です。実際には、上記の timer 要素は、node-enter
での create-timer
アクションと node-leave
での cancel-timer
アクションの簡略表記です。
9.2. スケジューラーのデプロイメント リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
プロセスの実行により、タイマーが作成およびキャンセルされ、タイマーストア に保存されます。別の
タイマーランナー
がこのストアを確認し、各タイマーを適切なタイミングで実行します。
図9.1 スケジューラーコンポーネントの概要