6.4. CS 10.0 の既知の問題
このパートでは、Red Hat Certificate System 10.0 でユーザーが知っておくべき既知の問題と、該当する場合は回避策を説明します。
TPS では匿名バインドの ACI アクセスの追加が必要
以前のバージョンでは、匿名バインド ACI はデフォルトで許可されていましたが、LDAP では無効になっています。これにより、TPS スマートカードの登録またはフォーマットができなくなります。
この問題が修正されるまでの回避策として、Directory Server で匿名バインド ACI を手動で追加する必要があります。
$ ldapmodify -D "cn=Directory Manager" -W -x -p 3389 -h hostname -x <<EOF
dn: dc=example,dc=org
changetype: modify
add: aci
aci: (targetattr!="userPassword || aci")(version 3.0; acl "Enable anonymous access"; allow (read, search, compare) userdn="ldap:///anyone";)
EOF
pki-core
パッケージの既知の問題:
--agent-uid pkidbuser
オプションを指定して cert-fix
ユーティリティーを使用すると Certificate System が破損
--agent-uid pkidbuser
オプションを指定して cert-fix
ユーティリティーを使用すると、Certificate System の LDAP 設定が破損します。したがって、Certificate System は不安定になり、システムの復元に手動の操作が必要になる可能性があります。