1.4. バグ修正
この箇所では、ユーザーに重大な影響を及ぼしていて、Red Hat Certificate System 9.7 で修正されたバグについて説明します。
既存の TPS インストールに TPS Auditor グループがない
以前のバージョンでは、LDAP は TPS 固有の Auditor のグループエントリーを表示していました。そのため、TPS Auditor グループを使用するには、既存のインスタンスに手動の LDAP 手順が必要になります。これは、新規インストールには影響を与えません。
これを修正するには、ldapmodify を実行して問題の LDAP サーバーに接続し、不足しているオブジェクトを追加します。
$ ldapmodify -x -D "cn=Directory Manager" -w $PASSWORD << EOF dn: cn=Auditors,ou=Groups,{rootSuffix} changeType: add objectClass: top objectClass: groupOfUniqueNames cn: Auditors description: People who can read the signed audit logs for TPS EOF
{rootSuffix} を、TPS 設定ファイルのベース DN (pki_ds_base_dn) に置き換えます。たとえば dc=tks,dc=pki,dc={DOMAIN...},dc={TLD}
これにより、既存の TPS インストールでは、新しい TPS インストールとともに Auditor グループを使用できます。
pki-core パッケージでのバグ修正
pki-core パッケージに含まれる Red Hat Certificate System のバグ修正は、『Red Hat Enterprise Linux 7.9 リリースノート』 に記載されています。