A.6. Valgrind の変更点


Red Hat Developer Toolset 9.0 には Valgrind 3.15.0 が同梱されています。

以下の機能は、Red Hat Developer Toolset の以前のリリース以降に追加または変更されています。

  • AMD64: RDRAND および F16C 命令セット拡張機能がサポートされるようになりました。
  • Cachegrind: cg_annotate ツールには新しいオプション --show-percs があります。すべてのイベント数の横にあるパーセンテージを出力します。
  • Callgrind: callgrind_annotate に新しいオプション --show-percs が追加されました。すべてのイベント数の横にあるパーセンテージを出力します。
  • Massif: --read-inline-info のデフォルト値は yes です。
  • Memcheck: --xtree-leak=yes オプションにより、--show-leak-kinds=all オプションが有効になります。
  • 新しいオプション --show-error-list=no|yes が追加されました。

    • 検出されたエラーと、実行の終了後に使用した抑制を一覧表示します。
    • 以前のバージョンの Valgrind では、この情報は -v verbose モードでのみ表示されていました。
    • 短いオプション -s--show-error-list=yes と同等です。

DHAT ツールは実験的なものではありません。これは改善され、GUI を受信しました。変更や新機能は次のとおりです。

  • DHAT を使用するには、新しいコマンド --tool=dhat を実行します。古いコマンド --tool=exp-dhat はサポートされません。
  • --show-top-n および --sort-by オプションが削除されます。プログラムが終了すると、DHAT は最小限のデータのみをプリントし、すべてのプロファイリングデータをファイルに書き込みます。
  • 新しいビューアー dh_view.html が追加されました。

    • これは、ブラウザーで実行する必要がある JavaScript プログラムです。
    • /usr/libexec/valgrind/dh_view.html として同梱されます。
    • ビューアーでプロファイルの結果を表示するには、実行完了後に出力されたメッセージの指示に従ってください。
  • DHAT マニュアルは、/usr/share/doc/valgrind/html/dh-manual.html として同梱されています。
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