7.2. Web UI でのワンタイムパスワードの有効化
Identity Management (IdM) 管理者は、IdM ユーザーに対して 2 要素認証 (2FA) をシステム全体でまたは個別に有効にすることができます。ユーザーは、コマンドラインまたは Web UI ログインダイアログの専用フィールドで、通常のパスワードの後にワンタイムパスワード (OTP) を入力します。これらのパスワードの間にはスペースを入れません。
2FA を有効にしても、2FA が強制されるわけではありません。LDAP バインドに基づくログインを使用する場合、IdM ユーザーはパスワードを入力するだけで認証できます。ただし、krb5
ベースのログインを使用する場合は、2FA が強制されます。
なお、すべての LDAP クライアントに OTP の使用を強制して LDAP バインドに 2FA を強制するという選択肢もあります。詳細は、すべての LDAP クライアントに OTP の使用を適用する を参照してください。
IdM Web UI を使用して、個々の example.user IdM ユーザーに対して 2FA を有効にするには、以下の手順を完了します。
前提条件
- 管理者権限
手順
-
IdM
admin
権限を使用して IdM Web UI にログインします。 Identity
Users Active users タブを開きます。 - example.user を選択してユーザー設定を開きます。
- User authentication types で、Two factor authentication (password + OTP) を選択します。
- Save をクリックします。
この時点で、IdM ユーザーに対して OTP 認証が有効になります。
次に、管理者権限を持つユーザーまたは example.user が、example.user アカウントに新しいトークン ID を割り当てる必要があります。