25.5. カーネルパラメーター


カーネルパラメーターのデフォルト値は /proc/sys/kernel/ ディレクトリーにあります。この値は、カーネルによって提供されるデフォルト値、または sysctl を使用してユーザーが指定した値に設定されます。次のカーネルパラメーターは、System V IPC (sysvipc) 関連のシステムコールである msg* および shm* の制限を設定します。

msgmax
メッセージキューの単一のメッセージに対する最大許容サイズ (バイト単位) を定義します。この値は、キューのサイズ (msgmnb) を超えることはできません。システムの現在の msgmax 値を確認するには、sysctl kernel.msgmax コマンドを使用します。
msgmnb
単一のメッセージキューの最大サイズをバイト単位で定義します。sysctl msgmnb コマンドを使用して、システムの現在の msgmnb 値を確認します。
msgmni
メッセージキュー識別子の最大数 (つまりキューの最大数) を定義します。システムの現在の msgmni 値を確認するには、sysctl kernel.msgmni コマンドを使用します。
shmall
一度にシステムで使用できる共有メモリーページの合計量を定義します。たとえば、AMD64 および Intel 64 のアーキテクチャーでは、ページは 4096 バイトです。システムの現在の shmall 値を確認するには、sysctl kernel.shmall コマンドを使用します。
shmmax
カーネルが許可する単一の共有メモリーセグメントの最大サイズをバイト単位で定義します。カーネルで、1Gb までの共有メモリーセグメントがサポートされるようになりました。システムの現在の shmmax 値を確認するには、sysctl kernel.shmmax コマンドを使用します。
shmmni
システム全体の共有メモリーセグメントの最大数を定義します。すべてのシステムでは、デフォルト値は 4096 です。
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