第4章 デスクトップ
複数のマウント変更によって GUnixMountMonitor
オブジェクトのクライアントのパフォーマンス低下が生じなくなりました。
以前は、
autofs
プログラムが短期間で複数のマウント変更を開始した場合、GUnixMountMonitor
オブジェクトを使用するサービスにより CPU の負荷が高くなっていました。今回の更新で、リアルタイムで処理できない /proc/mounts
ファイルの累積ファイル変更イベントをスキップできるようになりました。その結果、GUnixMountMonitor
のクライアントの CPU 負荷が低くなります。(BZ#1154183)
X freerdp
クライアントが、FIPS モードが有効なシステムで正しく機能するようになりました。
以前は、FIPS モードが有効なシステムで
xfreerdp
クライアントを使用すると、FIPS 準拠の暗号化アルゴリズムが使用されるため、予期せず終了していました。この更新により、xfreerdp
が FIPS モードが有効な状態で使用され、FIPS セキュリティー暗号化方式がネゴシエートされる場合に予期せず終了しなくなりました。その結果、FIPS モードが有効なシステムの RDP および TLS セキュリティープロトコルで xfreerdp
が正しく動作するようになりました。
ただし、実装に FIPS 非準拠アルゴリズムが必要なため、ネットワークレベル認証(NLA)プロトコルが必要な場合にエラーが発生するようになりました。(BZ#1347920)