第9章 Ansible Playbook を使用した IdM サーバーのバックアップおよび復元
ipabackup Ansible ロール を使用して、IdM サーバーのバックアップを自動化し、サーバーと Ansible コントローラー間でバックアップファイルを転送して、バックアップから IdM サーバーを復元できます。
9.1. Ansible を使用した IdM サーバーのバックアップの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Ansible Playbook の ipabackup ロールを使用して、IdM サーバーのバックアップを作成し、それを IdM サーバーに保存できます。
前提条件
次の要件を満たすように Ansible コントロールノードを設定している。
- Ansible バージョン 2.13 以降を使用している。
-
ansible-freeipaパッケージをインストールしている。 - この例では、~/MyPlaybooks/ ディレクトリーに、IdM サーバーの完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用して Ansible インベントリーファイル を作成したことを前提としている。
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この例では、secret.yml Ansible Vault に
ipaadmin_passwordが保存されていることを前提としています。
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ターゲットノード (
ansible-freeipaモジュールが実行されるノード) が、IdM クライアント、サーバー、またはレプリカとして IdM ドメインに含まれている。
手順
~/MyPlaybooks/ディレクトリーに移動します。$ cd ~/MyPlaybooks//usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooksディレクトリーにあるbackup-server.ymlファイルのコピーを作成します。$ cp /usr/share/doc/ansible-freeipa/playbooks/backup-server.yml backup-my-server.yml-
backup-my-server.ymlAnsible Playbook ファイルを開いて編集します。 hosts変数をインベントリーファイルのホストグループに設定して、ファイルを調整します。この例では、ipaserverホストグループに設定します。--- - name: Playbook to backup IPA server hosts: ipaserver become: true roles: - role: ipabackup state: present- ファイルを保存します。
Playbook ファイルとインベントリーファイルを指定して Ansible Playbook を実行します。
$ ansible-playbook --vault-password-file=password_file -v -i ~/MyPlaybooks/inventory backup-my-server.yml
検証
- バックアップした IdM サーバーにログインします。
バックアップが
/var/lib/ipa/backupディレクトリーにあることを確認します。[root@server ~]# ls /var/lib/ipa/backup/ ipa-full-2021-04-30-13-12-00