4.4. PostgreSQL の設定


PostgreSQL データベースでは、データおよび設定ファイルはすべて、データベースクラスターと呼ばれる 1 つのディレクトリーに保存されます。Red Hat は、設定ファイルを含むすべてのデータをデフォルトの /var/lib/pgsql/data/ ディレクトリーに保存することを推奨しています。

PostgreSQL 設定は、以下のファイルで構成されます。

  • postgresql.conf: データベースのクラスターパラメーターの設定に使用されます。
  • postgresql.auto.conf: postgresql.conf と同様の基本的な PostgreSQL 設定を保持します。ただし、このファイルはサーバーの制御下にあります。これは、ALTER SYSTEM クエリーにより編集され、手動で編集することはできません。
  • pg_ident.conf: 外部認証メカニズムから PostgreSQL ユーザー ID へのユーザー ID のマッピングに使用されます。
  • pg_hba.conf: PostgreSQL データベースのクライアント認証の設定に使用されます。

PostgreSQL 設定を変更するには、以下の手順に従います。

手順

  1. /var/lib/pgsql/data/postgresql.conf ファイルを編集し、データベースクラスターパラメーターの基本設定を行います。次に例を示します。

    log_connections = yes
    log_destination = 'syslog'
    search_path = '"$user", public'
    shared_buffers = 128MB
    password_encryption = scram-sha-256
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  2. /var/lib/pgsql/data/pg_hba.conf ファイルを編集し、クライアント認証を設定します。次に例を示します。

    # TYPE    DATABASE       USER        ADDRESS              METHOD
    local     all            all                              trust
    host      postgres       all         192.168.93.0/24      ident
    host      all            all         .example.com         scram-sha-256
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  3. postgresql サービスを再起動して、変更を有効にします。

    # systemctl restart postgresql.service
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