nfsidmap
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NFSv4 クライアントからのアップコールを処理し、NFSv4 名 (<user@domain> 形式の文字列) とローカルのユーザー ID およびグループ ID をマッピングするプログラムです。これは、NFSv4 サーバーに代わって rpc.idmapd が提供する機能と同様の機能を提供します。違いは、rpc.idmapd はデーモンであるのに対し、nfsidmap はカーネル request-key メカニズムを介してオンデマンドで呼び出されることにあります。nfsidmap は、/etc/idmapd.conf および /etc/request-key.d/id_resolver.conf という 2 つの設定ファイルを使用します。ほとんどの場合、デフォルトで十分であり、これらの設定ファイルのいずれかを変更する必要はありません。
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rpc.statd
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Network Status Monitor プロトコルを実装するデーモン。rpc.statd の 2 つの主な機能:
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ローカル
lockd プロセス (Network Lock Manager プロトコルを実装するカーネルデーモン) からの要求をリッスンして、ネットワークピアを監視します (NFS クライアントの場合は、rpc.statd が NFS サーバーを監視します)。
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リモートピア (再起動した NFS サーバー) からの再起動通知をリッスンし、
lockd がそのサーバーから取得していたロックを再取得できるように、通知を lockd へ転送します。
rpc.statd を設定するには、/etc/nfs.conf ファイルの [statd] セクションを使用します。
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rpc-statd.service
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3
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rpc.statd デーモンを起動する systemd ユニットファイル。mount.nfs プログラムは、NFSv3 を使用してリモートファイルシステムを初めてマウントするときに、(/usr/sbin/start-statd シェルスクリプト経由で) rpc-statd.service を自動的に開始するため、サービスを手動で有効化または開始する必要がない点に注意してください。ただし、NFSv3 クライアントをファイアウォールの背後で実行するように設定する場合は、通常、rpc-statd.service を再起動する必要があります。
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sm-notify
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3
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ローカルシステムが再起動するたびに、rpc.statd によって監視されていたリモートピアに再起動通知を送信するヘルパープログラム。NFS クライアントの場合、sm-notify は NFS サーバーに再起動通知を送信し、それらのサーバーがクライアントによって保持されていたロックを解除できるようにします。
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rpc-statd-notify.service
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3
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sm-notify をトリガーする systemd ユニット。システムの起動時に自動的に実行されるため、サービスを手動で有効化したり開始したりする必要はありません。
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rpc.gssd
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3、4
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カーネルに代わって動作し、リモートピアとの Generic Security Services (GSS) コンテキストを確立するデーモン (通常は NFS クライアントから NFS サーバーに開始されますが、NFSv4 コールバックの場合は NFS サーバーから NFS クライアントに開始されることもあります)。このプロセスは、Kerberos V5 を使用して NFS を保護するために必要です。rpc.gssd プログラムは、/etc/nfs.conf ファイルの [gssd] セクションを介して設定されます。
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rpc-gssd.service
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3、4
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rpc.gssd デーモンを起動する systemd ユニットファイル。/etc/krb5.keytab ファイルがシステム上に存在する場合、このサービスはシステムの起動時に自動的に開始されるため、手動でこのサービスを有効にしたり開始したりする必要はありません。
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