2.2. コストデータの接続と表示
コストデータの分析を開始するには、コストに関する情報を入力する必要があります。
実行する手順は、組織が OpenShift を使用してオンプレミスクラスターをセットアップしたか、クラウドプロバイダーと統合したかによって異なります。
2.2.1. オプション 1: オンプレミス
オンプレミスクラスターの使用を開始するには、次の手順を実行します。
2.2.1.1. Metrics Operator のインストール
Red Hat® OpenShift® Operator は、Kubernetes ネイティブアプリケーションのインスタンスの作成、設定、および管理を自動化します。OpenShift クラスターはすでに設定されているはずですが、さらに Metrics Operator を設定する必要があります。
Metrics Operator をインストールするには、コスト Operator のインストール の手順に従ってください。
2.2.1.2. OpenShift タグの設定
ラベルとも呼ばれるタグは、リソースに割り当てるカスタムメタデータの文字列です。タグを使用すると、環境のさまざまな部分間でコストを区別して割り当てることができます。
タグのさまざまな使用例とその設定方法は、タグ付けを使用したコストデータの管理 を参照してください。
2.2.1.3. Red Hat OpenShift コストモデルの作成
最後に、コストを正確に分析するためにコストモデルを追加する必要があります。
コストモデルは、生のコストとメトリクスを使用してコストの計算を定義するフレームワークです。コストモデルが生成するコストの記録と分類、および特定の顧客、ビジネスユニット、またはプロジェクトに対する配分を行えます。
コストモデルを設定する方法は、コストモデルの使用 を参照してください。
2.2.2. オプション 2: クラウド
コスト管理は、AWS、Google Cloud、Oracle Cloud、および Microsoft Azure をサポートします。オンプレミスクラスターとは異なり、クラウドプロバイダーに接続するにはインテグレーションを設定する必要があります。
Cost Management をクラウドプロバイダーと統合するには、以下の手順を実行します。
2.2.2.1. Metrics Operator のインストール
Red Hat® OpenShift® Operator は、Kubernetes ネイティブアプリケーションのインスタンスの作成、設定、および管理を自動化します。OpenShift クラスターはすでに設定されているはずですが、さらに Metrics Operator を設定する必要があります。
Metrics Operator をインストールするには、コスト Operator のインストール の手順に従ってください。
2.2.2.2. クラウドプロバイダーの統合を追加する
Cost Management が AWS、Google、Oracle、Azure などのクラウドプロバイダーでコストを監視するようにするには、インテグレーションを設定する必要があります。インテグレーションとは、Cost Management が接続して監視するプロバイダーアカウントです。
各プロバイダーのインテグレーションを設定するプロセスは異なります。特定のインテグレーションを Cost Management に追加する方法は、次のガイドを参照してください。
2.2.2.3. OpenShift タグの設定
ラベルとも呼ばれるタグは、リソースに割り当てるカスタムメタデータの文字列です。タグを使用すると、環境のさまざまな部分間でコストを区別して割り当てることができます。
タグのさまざまな使用例とその設定方法は、タグ付けを使用したコストデータの管理 を参照してください。
2.2.2.4. クラウドコストモデルを作成する
最後に、クラウドプロバイダーに応じて、コストを正確に分析するには、AWS、Google、または Azure のコストモデルを追加する必要があります。
コストモデルは、生のコストとメトリクスを使用してコストの計算を定義するフレームワークです。コストモデルが生成するコストの記録と分類、および特定の顧客、ビジネスユニット、またはプロジェクトに対する配分を行えます。
クラウドコストモデルを設定する方法は、コストモデルの使用 を参照してください。