第2章 .NET 5.0 のインストール
RHEL 7 に .NET をインストールするには、まず .NET ソフトウェアリポジトリーを有効にして scl
ツールをインストールする必要があります。
前提条件
割り当てられたサブスクリプションで RHEL 7 をインストールして登録します。
詳細は、「システム登録およびサブスクリプションの割り当て」を参照してください。
手順
.NET ソフトウェアリポジトリーを有効にします。
$ sudo subscription-manager repos --enable=rhel-7-variant-dotnet-rpms
実行している RHEL システム (RHEL 7 Server、RHEL 7 Workstation、または HPC Compute Node) に応じて、
server
、workstation
、またはhpc-node
に variant を置き換えます。システムに割り当てられているサブスクリプションの一覧を確認します。
$ sudo subscription-manager list --consumed
scl
ツールをインストールします。$ sudo yum install scl-utils -y
.NET 5.0 とそのすべての依存関係をインストールします。
$ sudo yum install rh-dotnet50 -y
rh-dotnet50
Software Collection 環境を有効にします。$ scl enable rh-dotnet50 bash
この
bash
シェルセッションでdotnet
コマンドを実行できるようになりました。ログアウト、別のシェルを使用するか、または新しいターミナルを開くと、
dotnet
コマンドが有効にならなくなります。警告Red Hat は、他のプログラムに影響を及ぼす可能性があるため、
rh-dotnet50
を永続的に有効にすることは推奨していません。rh-dotnet
を永続的に有効にする場合は、source scl_source enable rh-dotnet50
を~/.bashrc
ファイルに追加します。
検証手順
インストールを確認します。
$ dotnet --info
出力は、.NET インストールおよび環境に関する関連情報を返します。