2.2. Web コンソールを使用したワークロードのデプロイ
Web コンソールを使用して、OpenShift Sandboxed Containers のワークロードをデプロイできます。
2.2.1. KataConfig カスタムリソースの作成 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ワーカーノードに kata を RuntimeClass としてインストールするには、KataConfig カスタムリソース (CR) を作成する必要があります。
kata ランタイムクラスは、デフォルトですべてのワーカーノードにインストールされます。特定のノードにのみ kata をインストールする場合は、それらのノードにラベルを追加し、KataConfig CR でラベルを定義できます。
OpenShift sandboxed containers は、プライマリーランタイムとしてではなく クラスター上のセカンダリーのオプション ランタイムとして kata をインストールします。
KataConfig CR を作成すると、ワーカーノードが自動的に再起動します。再起動には 10 分から 60 分以上かかる場合があります。次の要因により再起動時間が長くなる可能性があります。
- より多くのワーカーノードを持つ大規模な OpenShift Container Platform デプロイメント。
- BIOS および診断ユーティリティーが有効である。
- SSD ではなくハードディスクドライブにデプロイしている。
- 仮想ノードではなく、ベアメタルなどの物理ノードにデプロイしている。
- CPU とネットワークが遅い。
前提条件
-
cluster-adminロールを持つユーザーとしてクラスターにアクセスできる。 - オプション: ノードの適格性チェックを有効にする場合は、Node Feature Discovery Operator をインストールしておきます。
手順
-
OpenShift Container Platform Web コンソールで、Operators
Installed Operators に移動します。 - OpenShift sandboxed containers Operator を選択します。
- KataConfig タブで、Create KataConfig をクリックします。
以下の詳細を入力します。
-
Name: オプション: デフォルト名は
example-kataconfigです。 -
Labels: オプション: 関連する識別属性を
KataConfigリソースに入力します。各ラベルはキーと値のペアを表します。 - checkNodeEligibility : オプション: Node Feature Discovery Operator (NFD) を使用してノードの適格性を検出する場合に選択します。
kataConfigPoolSelector。オプション: 選択したノードに
kataをインストールするには、選択したノードのラベルに一致する式を追加します。- kataConfigPoolSelector エリアを展開します。
- kataConfigPoolSelector エリアで、matchExpressions を展開します。これは、ラベルセレクターの要件のリストです。
- Add matchExpressions をクリックします。
- Key フィールドに、セレクターの適用先のラベルキーを入力します。
-
Operator フィールドに、キーとラベル値の関係を入力します。有効な演算子は、
In、NotIn、Exists、DoesNotExistです。 - Values エリアを展開し、Add value をクリックします。
-
Value フィールドで、
trueまたはfalseを key ラベル値として入力します。
-
logLevel: ランタイムクラスが
kataのノードに対して取得されるログデータのレベルを定義します。
-
Name: オプション: デフォルト名は
Create をクリックします。
KataConfigCR が作成され、ワーカーノードにkataランタイムクラスをインストールします。kataのインストールが完了し、ワーカーノードが再起動するのを待ってから、インストールを検証します。
検証
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KataConfig タブで、
KataConfigCR をクリックして詳細を表示します。 YAML タブをクリックして
statusスタンザを表示します。statusスタンザには、conditionsおよびkataNodesキーが含まれています。status.kataNodesの値はノード配列であり、各ノードにはkataインストールの特定の状態にあるノードがリストされます。更新があるたびにメッセージが表示されます。Reload をクリックして、YAML を更新します。
status.kataNodes配列内のすべてのワーカーに、installedの値と、理由が指定されていないconditions.InProgress: Falseが表示される場合、kataがクラスターにインストールされています。
詳細は、KataConfig ステータスメッセージ を参照してください。
2.2.2. ワークロードオブジェクトの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
OpenShift sandboxed containers ワークロードをデプロイするには、次の Pod テンプレートオブジェクトのランタイムクラスとして kata を設定します。
-
Podオブジェクト -
ReplicaSetオブジェクト -
ReplicationControllerオブジェクト -
StatefulSetオブジェクト -
Deploymentオブジェクト -
DeploymentConfigオブジェクト
ワークロードを openshift-sandboxed-containers-operator namespace にデプロイしないでください。これらのリソース専用の namespace を作成します。
前提条件
- プロバイダーのシークレットオブジェクトを作成している。
- プロバイダーの config map を作成している。
-
KataConfigカスタムリソース (CR) を作成している。
手順
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OpenShift Container Platform Web コンソールで、Workloads
workload type (例: Pods) に移動します。 - ワークロードタイプページで、オブジェクトをクリックして詳細を表示します。
- YAML タブをクリックします。
次の例のように、
spec.runtimeClassName: kataを各 Pod テンプレート化されたワークロードオブジェクトのマニフェストに追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift Container Platform はワークロードオブジェクトを作成し、スケジュールを開始します。
検証
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Pod テンプレートオブジェクトの
spec.runtimeClassNameフィールドを検査します。値がkataの場合、ワークロードはピア Pod を使用して OpenShift sandboxed containers 上で実行されています。