4.8. トークン操作の LDAP 認証の無効化
デフォルトでは、トークン操作を要求する各ユーザーは LDAP ディレクトリーに対して認証されます。ユーザーにエントリーがある場合、操作が許可されます。ユーザーにエントリーがない場合、操作は拒否されます。
テストまたは特定タイプのユーザーの場合、LDAP 認証を無効にする方が単純で、より簡単で適切な方法になります。これは、Enterprise Security Client 設定で設定されませんが、トークン処理システム設定で設定されるため、TPS 管理者によって実行する必要があります。
- TPS サブシステムを停止します。
service pki-tps stop
- TPS 設定ファイルを開きます。
vim /var/lib/pki-tps/conf/CS.cfg
- 認証パラメーターを
false
に設定します。op.operation_type.token_type.loginRequest.enable=false op.operation_type.token_type.auth.enable=false
operation_type は、enroll
、format
、またはpinreset
など、LDAP 認証が無効化されているトークン操作です。ある操作タイプで認証を無効にしても、他の操作タイプでは無効になりません。token_type は、トークンプロファイルです。通常のユーザー、セキュリティー担当者、およびセキュリティー担当者が登録したユーザーには、デフォルトのプロファイルがあります。他の種類のユーザーや証明書のカスタムトークンタイプもあります。以下に例を示します。op.
enroll.userKey.
loginRequest.enable=false op.enroll.userKey
.pinReset.enable=false - TPS サブシステムを再起動します。
service pki-tps start
TPS 設定の編集については、『Certificate System Administrator's Guide』 で説明されています。