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1.5. アップグレード

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Red Hat OpenShift Container Platform コンソールの Operator サブスクリプション設定を使用して、Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes のアップグレードを制御できます。Operator Lifecycle Manager の operatorcondition は、バージョンのアップグレード方法を管理するために使用できます。Operator を使用して Red Hat Advanced Cluster Management の初回デプロイ時に、以下の選択を行います。

重要: アップグレードは直前のバージョンからのみサポートされます。次の利用可能な機能リリースにアップグレードすることはできますが、リリースをスキップしてアップグレードすることはできません。

  • Channel: チャネルは、インストールする製品のバージョンに対応します。多くの場合、最初のチャネル設定は、インストール時に利用可能な最新のチャネルです。
  • Approval: チャネル内での更新に承認が必要であるか、更新を自動で行うかを指定します。

    • Automatic に設定されている場合、選択したチャネルのマイナーリリース (エラータ) の更新は、管理者の介入なしにデプロイされます。
    • Manual に設定されている場合は、チャネル内でマイナーリリース (エラータ) に更新するたびに、管理者が更新を承認する必要があります。

必要なアクセス: OpenShift Container Platform の管理者

これらの設定は、オペレーターを使用して Red Hat Advanced Cluster Management の最新バージョンにアップグレードするときにも使用します。以下の手順を実行して Operator をアップグレードします。

重要: チャネルの選択で、新しいバージョンにアップグレード後に、以前のバージョンに戻すことはできません。以前のバージョンを使用するには、Operator をアンインストールし、以前のバージョンで再インストールする必要があります。OpenShift Container Platform の Operator ハブにログインします。

  1. OpenShift Container Platform ナビゲーションで、Operators > Installed Operators に移動します。
  2. Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes Operator を選択します。
  3. Subscription タブを選択して、サブスクリプション設定を編集します。
  4. Upgrade Status のラベルが Up to date であることを確認します。このステータスは、Operator が、選択したチャネルで利用可能な最新レベルであることを示します。Upgrade Status でアップグレード保留中と示されている場合は、以下の手順を実行して、チャネルで利用可能な最新のマイナーリリースに更新します。

    1. Approval フィールドの Manual 設定をクリックして、値を編集します。
    2. Automatic を選択して自動更新を有効にします。
    3. Save を選択して変更をコミットします。
    4. 自動更新が Operator に適用されるまで待ちます。更新すると、必要な更新が選択したチャネルの最新バージョンに自動的に追加されます。更新がすべて完了したら、Upgrade Status フィールドに Up to date と表示されます。

      注記: MultiClusterHub カスタムリソースのアップグレードが終了するまで最大 10 分かかる可能性があります。以下のコマンドを入力して、アップグレードが進行中であるかどうかを確認できます。

      oc get mch

      アップグレード中は、Status フィールドに Updating と表示されます。アップグレードが完了すると、Status フィールドに Running と表示されます。

  5. Upgrade StatusUp to date になったので、Channel フィールドの値をクリックして編集します。
  6. 次に利用可能な機能リリースのチャネルを選択しますが、チャネルをスキップしようとしないでください。

    重要: Operator Lifecycle Manager の operatorcondition リソースは、現在のアップグレードプロセス中に以前のアップグレードをチェックし、バージョン抜けを防ぎます。同じリソースのステータスをチェックして、アップグレード可能ステータスが truefalse のどちらか確認できます。

  7. Save を選択して変更を保存します。
  8. 自動アップグレードが完了するまで待ちます。次の機能リリースへのアップグレードが完了すると、チャネル内の最新のパッチリリースへの更新がデプロイされます。
  9. 以降の機能リリースにアップグレードする必要がある場合は、Operator が任意のチャネルで最新レベルになるまで、手順 7 から 9 を繰り返します。すべてのパッチリリースが最終チャネルにデプロイされていることを確認します。
  10. オプション: チャネル内の今後の更新を手動で承認させる必要がある場合は、Approval 設定を Manual に設定できます。

Operator のアップグレードの詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの Operator を参照してください。

1.5.1. アップグレードによるクラスタープールの管理

クラスタープール (テクノロジープレビュー) を管理する 場合は、アップグレード後にこれらのクラスタープールの自動管理を停止するために追加の設定が必要になります。

ClusterClaim metadata.annotationscluster.open-cluster-management.io/createmanagedcluster: "false" を設定します。

この設定を変更しない限り、既存のクラスター要求はすべて、製品のアップグレード時に自動的にインポートされます。

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