1.2. 検索設定可能コレクションの作成
検索が収集するリソースをカスタマイズする各マネージドクラスターに対して search-collector-config
config map を作成し、クラスターから収集される Kubernetes リソースを定義します。
必要なアクセス権: クラスター管理者
検索アドオンがデプロイされているのと同じ namespace に config map を配置します。デフォルトの namespace は open-cluster-management-agent-addon
です。
以下の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、
search-collector-config
config map を作成します。oc apply -f <your-search-collector-config>.yaml
oc apply -f <your-search-collector-config>.yaml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow config map 内の許可 (
data.AllowedResources
) セクションと拒否リスト (data.DeniedResources
) セクションにリソースをリストします。config map は、次の YAML ファイルのようになります。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 注記: config map を指定しない場合、デフォルトですべてのリソースが収集されます。
AllowedResources
のみを指定した場合、AllowedResources
にリストされていないすべてのリソースは自動的に除外されます。AllowedResources
とDeniedResources
に同時にリストされているリソースも除外されます。
1.2.1. サーチコンソールのカスタマイズ リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
検索結果と制限をカスタマイズします。カスタマイズを実行するには、次のタスクを完了します。
OpenShift Container Platform コンソールから検索結果の制限をカスタマイズします。
multicluster-engine
namespace のconsole-mce-config
を更新します。これらの設定はすべてのユーザーに適用され、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。次のパフォーマンスパラメーターの説明を表示します。-
SAVED_SEARCH_LIMIT
- 各ユーザーの保存済み検索の最大数。デフォルトでは、ユーザーごとに 10 個の保存済み検索の制限があります。デフォルト値は10
です。制限を更新するには、console-config
config map にキー値SAVED_SEARCH_LIMIT: x
を追加します。 -
SEARCH_RESULT_LIMIT
: コンソールに表示される検索結果の最大量。デフォルト値は1000
です。この制限を削除するには、-1
に設定します。 -
SEARCH_AUTOCOMPLETE_LIMIT
: 検索バーの先行入力に対して取得される候補の最大数。デフォルト値は10,000
です。この制限を削除するには、-1
に設定します。
-
-
OpenShift Container Platform コンソールから次の
patch
コマンドを実行して、検索結果を 100 項目に変更します。
oc patch configmap console-mce-config -n multicluster-engine --type merge -p '{"data":{"SEARCH_RESULT_LIMIT":"100"}}'
oc patch configmap console-mce-config -n multicluster-engine --type merge -p '{"data":{"SEARCH_RESULT_LIMIT":"100"}}'
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 提案された検索を追加、編集、または削除するには、
console-search-config
という名前の config map を作成し、suggestedSearches
セクションを設定します。リストされている検索候補もコンソールから表示されます。各検索オブジェクトには、id, name, and searchText
が必要です。次の config map の例を確認してください。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
- 検索が有効になっている namespace を追加します。
1.2.2. コンソールでのクエリー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
検索ボックス にテキスト値を入力すると、名前や namespace などのプロパティーからのその値が含まれる結果が表示されます。空白を含むクエリーはサポートされていません。
必要なアクセス権: クラスター管理者
検索結果をさらに絞り込むには、検索にプロパティーセレクターを追加します。プロパティーに関連する値を組み合わせて、検索範囲をより正確に指定できます。たとえば、cluster:dev red
と検索すると、dev
クラスター内で "red" の文字列と一致する結果が返されます。
検索でクエリーを作成するには、次の手順を実行します。
- ナビゲーションメニューの 検索 をクリックします。
Search box に単語を入力すると、検索機能で、対象の値が含まれたリソースを見つけ出します。
- リソースを検索すると、元の検索結果に関連する他のリソースが表示されるので、リソースがシステム内にある他のリソースとどのように対話するのかを視覚的に確認できます。
- 検索すると、各クラスターと、検索したリソースが返され、リスト表示されます。ハブ クラスターのリソースの場合には、クラスター名は local-cluster として表示されます。
-
検索結果は、
kind
でグループ化され、リソースのkind
ごとに表でグループ化されます。 - 検索オプションはクラスターオブジェクトにより異なります。
-
特定のラベルで結果を絞り込むことができます。ラベルのクエリー時の検索は、大文字と小文字が区別されます。フィルタリング用に選択できる例
name
、namespace
、status
、およびその他のリソースフィールドを参照してください。自動補完では、補完候補を表示して検索を絞り込むことができます。以下の例を参照してください。 -
kind:pod
など、フィールド 1 つを検索すると、すべての Pod リソースが返されます。 kind:pod namespace:default
など、複数のフィールドを検索すると、デフォルトの namespace にある Pod が返されます。注記:
- 複数の値を含む複数のプロパティーセレクターを検索すると、クエリーされた値のいずれかを返します。以下の例を参照してください。
-
kind:Pod name:a
と検索すると、a
という名前の Pod が返されます。 -
kind:Pod name:a,b
と検索すると、a
またはb
という名前の Pod が返されます。 -
kind:pod status:!Running
を検索すると、ステータスがRunning
ではないすべての Pod リソースが返されます。 -
kind:pod restarts:>1
を検索すると、最低でも 2 回再起動した全 Pod が返されます。
- 検索を保存する場合は、Save search アイコンをクリックします。
- 検索結果をダウンロードするには、Export as CSV ボタンを選択します。