1.18. クラスターのステータスが offline から available に変わる場合のトラブルシューティング
マネージドクラスターのステータスは、環境またはクラスターを手動で変更することなく、offline と available との間で切り替わります。
1.18.1. 現象: クラスターのステータスが offline から available に変わる リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
マネージドクラスターからハブクラスターへのネットワーク接続が不安定な場合に、マネージドクラスターのステータスが offline と available との間で順に切り替わると、ハブクラスターにより報告されます。
ハブクラスターとマネージドクラスター間の接続は、leaseDurationSeconds の間隔値で検証されるリースを通じて維持されます。連続 5 回の leaseDurationSeconds 値の試行以内にリースが検証されない場合、クラスターは offline としてマークされます。
たとえば、クラスターは 60 seconds の leaseDurationSeconds の間隔で 5 分後に offline としてマークされます。この設定は、接続の問題や遅延などの理由により不適切であり、不安定になる可能性があります。
1.18.2. 問題の解決: クラスターのステータスが offline から available に変わる リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
5 回の検証試行はデフォルトであり変更できませんが、leaseDurationSeconds の間隔は変更できます。
クラスターを offline としてマークする時間を分単位で決定し、その値を 60 倍にして秒に変換します。次に、デフォルトの試行回数 5 で割ります。その結果が leaseDurationSeconds 値になります。
次のコマンドを入力してハブクラスターの
ManagedCluster仕様を編集します。ただし、cluster-nameはマネージドクラスターの名前に置き換えます。oc edit managedcluster <cluster-name>
oc edit managedcluster <cluster-name>Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のサンプル YAML にあるように、
ManagedCluster仕様のleaseDurationSecondsの値を増やします。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - ファイルを保存し、適用します。