1.3. 既存のクラスターアドオンでクラスター全体のプロキシーを有効にする


クラスター namespace で KlusterletAddonConfig を設定して、管理対象の Red Hat OpenShift Container Platform クラスターのすべての klusterlet アドオン Pod にプロキシー環境変数を追加できます。KlusterletAddonConfig が 3 つの環境変数を klusterlet アドオンの Pod に追加するように設定するには、以下の手順を実行します。

  1. プロキシーが必要なクラスターの namespace にある KlusterletAddonConfig ファイルを編集します。コンソールを使用してリソースを見つけるか、ターミナルから次のコマンドを使用して編集できます。

    oc -n <my-cluster-name> edit klusterletaddonconfig <my-cluster-name>

    注記: 1 つのクラスターのみで作業している場合、コマンドの最後に <my-cluster-name> は必要ありません。以下のコマンドを使用します。

    oc -n <my-cluster-name> edit klusterletaddonconfig
  2. ファイルの .spec.proxyConfig セクションを編集して、以下の例のようにします。spec.proxyConfig は任意のセクションです。

    spec
      proxyConfig:
        httpProxy: "<proxy_not_secure>" 1
        httpsProxy: "<proxy_secure>" 2
        noProxy: "<no_proxy>" 3
    1
    proxy_not_secure は、http 要求のプロキシーサーバーのアドレスに置き換えます。たとえば、http://192.168.123.145:3128 を使用します。
    2
    proxy_secure は、https 要求のプロキシーサーバーのアドレスに置き換えます。たとえば、https://192.168.123.145:3128 を使用します。
    3
    no_proxy を、トラフィックがプロキシー経由でルーティングされない IP アドレス、ホスト名、およびドメイン名のコンマ区切りリストに置き換えます。たとえば、.cluster.local,.svc,10.128.0.0/14,example.com を使用します。

    OpenShift Container Platform クラスターがハブクラスターでクラスターワイドプロキシーを設定して作成されている場合は、以下の条件が満たされると、クラスターワイドプロキシー設定値が環境変数として klusterlet アドオンの Pod に追加されます。

    • addon セクションの .spec.policyController.proxyPolicy が有効になり、OCPGlobalProxy に設定されます。
    • .spec.applicationManager.proxyPolocy が有効になり、CustomProxy に設定されます。

      注記: addon セクションの proxyPolicy のデフォルト値は Disabled です。

      次の proxyPolicy エントリーの例を参照してください。

      apiVersion: agent.open-cluster-management.io/v1
          kind: KlusterletAddonConfig
          metadata:
            name: clusterName
            namespace: clusterName
          spec:
            proxyConfig:
              httpProxy: http://pxuser:12345@10.0.81.15:3128
              httpsProxy: http://pxuser:12345@10.0.81.15:3128
              noProxy: .cluster.local,.svc,10.128.0.0/14, example.com
            applicationManager:
              enabled: true
              proxyPolicy: CustomProxy
            policyController:
              enabled: true
              proxyPolicy: OCPGlobalProxy
            searchCollector:
              enabled: true
              proxyPolicy: Disabled
            certPolicyController:
              enabled: true
              proxyPolicy: Disabled
            iamPolicyController:
              enabled: true
              proxyPolicy: Disabled

重要: グローバルプロキシー設定は、アラートの転送には影響しません。クラスター全体のプロキシーを使用して Red Hat Advanced Cluster Management ハブクラスターのアラート転送を設定する場合は、その詳細を アラートの転送 で参照してください。

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