3.7. バージョン 4.1 以降にアップグレードした後、中央に接続された PV の削除
Kubernetes と OpenShift Container Platform は、永続ボリューム (PV) を自動的に削除しません。RHACS を以前のバージョンからアップグレードすると、stackrox-db という Central PV がマウントされたままになります。ただし、RHACS 4.1 では、Central は以前に接続されていた PV が不要になりました。
PV には、以前の RHACS バージョンで使用されていたデータと永続ファイルが含まれています。PV を使用して、RHACS 4.1 より前のバージョンにロールバックできます。または、Central 用の大規模な RocksDB バックアップバンドルがある場合は、PV を使用してそのデータを復元できます。
4.1 へのアップグレードが完了したら、Central に接続された永続ボリューム要求 (PVC) を削除してストレージを解放できます。以前の RocksDB バックアップからロールバックまたは復元する予定がない場合にのみ、PVC を削除してください。
PVC を削除した後は、Central を RHACS 4.1 より前のバージョンにロールバックしたり、RocksDB で作成された大規模な RocksDB バックアップを復元したりすることはできません。
3.7.1. roxctl CLI を使用して中央に接続された PV を削除する リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Central-attached Persistent Volume Claim (PVC) stackrox-db を削除して、ストレージ領域を解放します。
手順
以下のコマンドを実行します。
oc get deployment central -n stackrox -o json | jq '(.spec.template.spec.volumes[] | select(.name=="stackrox-db"))={"name": "stackrox-db", "emptyDir": {}}' | oc apply -f -$ oc get deployment central -n stackrox -o json | jq '(.spec.template.spec.volumes[] | select(.name=="stackrox-db"))={"name": "stackrox-db", "emptyDir": {}}' | oc apply -f -Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow これは、
spec.template.spec.volumes内のstackrox-db`エントリーをローカルの emptyDir に置き換えます。
検証
以下のコマンドを実行します。
oc -n stackrox describe pvc stackrox-db | grep -i 'Used By'
$ oc -n stackrox describe pvc stackrox-db | grep -i 'Used By' Used By: <none>1 Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - 1
Used By: <none>が表示されるまで待ちます。これには数分かかる場合があります。