第3章 roxctl CLI を使用した手動アップグレード
Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes (RHACS) を、サポート対象の古いバージョンから最新バージョンにアップグレードできます。
重要
-
手動アップグレード手順を実行する必要があるのは、
roxctl
CLI を使用して RHACS をインストールした場合のみです。 - たとえば、バージョン 3.74 からバージョン 4.0 へ、バージョン 4.0 からバージョン 4.1 へなど、バージョンアップグレードごとに実行する必要がある手動の手順があります。したがって、Red Hat では、選択したバージョンがインストールされるまで、まず 3.74 から 4.0 にアップグレードし、次に 4.0 から 4.1 にアップグレードし、最後に 4.1 から 4.2 にアップグレードすることを推奨しています。完全な機能を利用するには、Red Hat は最新バージョンにアップグレードすることを推奨します。
RHACS を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
3.1. Central データベースのバックアップ
Central データベースをバックアップし、インフラストラクチャーの障害が発生した場合に、そのバックアップを使用して、失敗したアップグレードからのロールバックまたはデータの復元を行えます。
前提条件
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Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes のすべてのリソースに対する
read
権限を持つ API トークンがある。Analyst システムロールには、すべてのリソースに対するread
権限がある。 -
roxctl
CLI をインストールしている。 -
ROX_API_TOKEN
およびROX_CENTRAL_ADDRESS
環境変数が設定されている。
手順
backup コマンドを実行します。
$ roxctl -e "$ROX_CENTRAL_ADDRESS" central backup
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