第2章 Helm チャートを使用したアップグレード


実行している RHACS のリリースに応じて、RHACS の特定のアップグレードパスに従う必要があります。Helm チャートを更新してアップグレードを実行する前に、Central データベースをバックアップする必要もあります。

Helm チャートを使用して RHACS をインストールした場合、RHACS の最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. Central データベースをバックアップします。
  2. 必要に応じて、Central のデータベースと永続ボリューム要求 (PVC) を最適化します。
  3. (オプション) central-services Helm チャートのルート証明書を含む values-private.yaml 設定ファイルを生成します。
  4. Helm チャートを更新します。
  5. helm upgrade コマンドを実行します。
重要

最適な機能を確保するには、secure-cluster-services Helm チャートと central-services Helm チャートに同じバージョンを使用してください。

2.1. Central データベースのバックアップ

Central データベースをバックアップし、インフラストラクチャーの障害が発生した場合に、そのバックアップを使用して、失敗したアップグレードからのロールバックまたはデータの復元を行えます。

前提条件

  • Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes のすべてのリソースに対する read 権限を持つ API トークンがある。Analyst システムロールには、すべてのリソースに対する read 権限がある。
  • roxctl CLI をインストールしている。
  • ROX_API_TOKEN および ROX_CENTRAL_ADDRESS 環境変数が設定されている。

手順

  • backup コマンドを実行します。

    $ roxctl -e "$ROX_CENTRAL_ADDRESS" central backup
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