第1章 概要
AMQ Ruby は、メッセージングアプリケーションを開発するためのライブラリーです。AMQP メッセージを送受信する Ruby アプリケーションを作成できます。
AMQ Ruby クライアントはテクノロジープレビューの機能です。テクノロジープレビューの機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat では、これらについて実稼働環境での使用を推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストやフィードバックの提供を可能にするために提供されます。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、https://access.redhat.com/ja/support/offerings/techpreview を参照してください。
AMQ Ruby は、複数の言語やプラットフォームをサポートするメッセージングライブラリースイートである AMQ Clients の一部です。クライアントの概要は、「AMQ Clients Overview」を参照してください。本リリースに関する詳細は、『AMQ Clients 2.10 Release Notes』を参照してください。
AMQ Ruby は、Apache Qpid の Proton API をベースとしています。詳細な API ドキュメントは、AMQ Ruby API リファレンス を参照してください。
1.1. 主な特長
- 既存のアプリケーションとの統合を簡素化するイベント駆動型の API
- セキュアな通信用の SSL/TLS
- 柔軟な SASL 認証
- 自動再接続およびフェイルオーバー
- AMQP と言語ネイティブデータ型間のシームレスな変換
- AMQP 1.0 のすべての機能と機能へのアクセス