6.2.5. Kafka Exporter Grafana ダッシュボードの有効化
Kafka Exporter を Kafka クラスターでデプロイした場合、Grafana により公開されるメトリクスデータを表示するように Grafana を有効化できます。
Kafka Exporter ダッシュボードは、JSON ファイルとして提供され、examples/metrics
ディレクトリーに含まれています。
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strimzi-kafka-exporter.json
前提条件
- Kafka クラスターが Kafka Exporter メトリクスの設定 によってデプロイされている必要があります。
- Prometheus および Prometheus Alertmanager が Kafka クラスターにデプロイされている必要があります。
- Grafana が Kafka クラスターにデプロイされている必要があります。
この手順では、Grafana ユーザーインターフェイスにアクセスでき、Prometheus がデータソースとして追加されていることを前提とします。ユーザーインターフェイスに初めてアクセスする場合は、Grafana を参照してください。
手順
- Grafana ユーザーインターフェイスにアクセスします。
Dashboards、Import の順にクリックして Import Dashboard ウィンドウを開き、Kafka Exporter ダッシュボードのサンプルをインポートします (または JSON を貼り付けます)。
メトリクスデータが収集されると、Kafka Exporter のチャートにデータが反映されます。
Kafka Exporter Grafana チャート
メトリクスから、チャートを作成して以下を表示できます。
- 毎秒のメッセージ (トピックから)
- 毎分のメッセージ (トピックから)
- コンシューマーグループごとのラグ
- 毎分のメッセージ消費 (コンシューマーグループごと)
Grafana のチャートを使用して、ラグを分析し、ラグ削減の方法が対象のコンシューマーグループに影響しているかどうかを確認します。たとえば、ラグを減らすように Kafka ブローカーを調整すると、ダッシュボードには コンシューマーグループごとのラグ のチャートが下降し 毎分のメッセージ消費 のチャートが上昇する状況が示されます。