第2章 ヒープダンプのキャプチャーと管理
Cryostat は、ターゲット JVM のヒープダンプ情報をキャプチャーおよび管理するために使用できる診断機能を提供します。ヒープダンプは、特定の瞬間に JVM プロセス内で現在使用されているすべてのメモリーのスナップショットを提供します。これには、ヒープメモリー内に存在するすべての Java オブジェクトとクラスに関する詳細情報が含まれます。
Cryostat のヒープダンプの診断機能は現在、Cryostat エージェントを使用するように設定されたターゲット JVM でのみ使用できます。これらのヒープダンプ診断機能は、JMX 接続を使用しているターゲット JVM では無効化されています。
Cryostat を使用すると、次の種類のヒープダンプ管理タスクを実行できます。
- 選択したターゲットのヒープダンプをキャプチャーします。
- 選択したターゲットまたはすべてのターゲットの収集されたヒープダンプを表示します。
- ヒープダンプのリストを名前またはメタデータラベルでフィルタリングします。
- ヒープダンプメタデータのキーバリューペアラベルを追加、編集、または削除します。
- 分析用にヒープダンプをダウンロードします。
- ヒープダンプを削除します。
2.1. Capture ビューからのヒープダンプのキャプチャー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
ヒープダンプは、ターゲット JVM 上のパフォーマンスの問題、メモリーリーク、その他のメモリー使用に関する問題の診断に役立ちます。Cryostat Web コンソールの Diagnostics > Capture ビューを使用して、ターゲット JVM のヒープダンプをキャプチャーできます。
Dashboard ビューからヒープダンプをキャプチャーする場合は、Dashboard ビューからのヒープダンプのキャプチャー 参照してください。
前提条件
- 少なくとも 1 つのターゲット JVM を検出した Cryostat の実行中のインスタンスがある。
- ターゲット JVM は、Cryostat エージェントを使用するように設定されている。
手順
- Cryostat Web コンソールのナビゲーションメニューから、Diagnostics > Capture を選択します。
- Diagnostics パネルの Select a Target ドロップダウンメニューから、ヒープダンプをキャプチャーするターゲット JVM を選択します。
Invoke Heap Dump をクリックします。
注記このボタンは、Cryostat エージェントを使用するように設定されたターゲット JVM を選択した場合にのみ有効化されます。それ以外の場合、このボタンは無効化されています。
図2.1 Diagnostics パネルの Invoke Heap Dump ボタン
Invoke Heap Dump ボタンをクリックすると、パネルの右上隅に Heap Dump Succeeded という確認ダイアログが表示され、その後に Heap Dump Uploaded ダイアログが表示されます。ヒープダンプは Cryostat ストレージに自動的にアーカイブされ、View collected Heap Dumps アイコンが有効になります。