1.7. 非推奨の機能
前のセクションでは、一部の機能がすでに非推奨として説明されています。次のセクションでは、その他の非推奨の機能を詳しく説明します。
1.7.1. Resteasy util クラスは非推奨に
org.keycloak.common.util.Resteasy
が非推奨になりました。代わりに org.keycloak.util.KeycloakSessionUtil
を使用して KeycloakSession
を取得する必要があります。
カスタムプロバイダーを作成するとき以外は、KeycloakSession
を取得しないようにすることを強く推奨します。
1.7.2. UserRepresentation
のプロパティー origin
は非推奨に
UserRepresentation
の origin
プロパティーは非推奨であり、今後のリリースで削除される予定です。
代わりに、federationLink
プロパティーを使用して、ユーザーがリンクされているプロバイダーを取得することを推奨します。
1.7.3. keycloak-common
モジュールは非推奨に
以下の項目は、今後の Red Hat build of Keycloak バージョンで削除される予定であり、後継はありません。
-
org.keycloak.common.util.reflections.Reflections.newInstance(java.lang.Class<T>)
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org.keycloak.common.util.reflections.Reflections.newInstance(java.lang.Class<?>, java.lang.String)
-
org.keycloak.common.util.reflections.SetAccessiblePrivilegedAction
-
org.keycloak.common.util.reflections.UnSetAccessiblePrivilegedAction
1.7.4. keycloak-services
モジュールは非推奨に
UserSessionCrossDCManager
クラスは非推奨であり、Red Hat build of Keycloak の今後のバージョンで削除される予定です。代わりに使用するメソッドについては、UserSessionCrossDCManager
Javadoc を参照してください。
1.7.5. 認証情報を削除するためのアカウント REST エンドポイントが非推奨に
ユーザーの認証情報を削除するためのアカウント REST エンドポイントは非推奨です。このバージョン以降、Account Console はこのエンドポイントを使用しなくなりました。これは、アプリケーションが開始する Delete Credential
に置き換えられます。
1.7.6. 非推奨となった keycloak ログインテーマ
keycloak
ログインテーマは、新しい keycloak.v2
に置き換えられて非推奨となり、今後のバージョンでは削除される予定です。互換性の理由から新しいレルムのデフォルトのままですが、すべてのレルムテーマを keycloak.v2
に切り替えることが強く推奨されます。
1.7.7. PasswordHashProvider でメソッド encode が非推奨に
org.keycloak.credential.hash.PasswordHashProvider
インターフェイスの String encode(String rawPassword, int iterations)
メソッドが非推奨になりました。このメソッドは、今後の Red Hat build of Keycloak リリースの 1 つで削除される予定です。
1.7.8. 非推奨のテーマ変数
次の変数は Admin テーマでは非推奨となり、今後のバージョンでは削除される予定です。
-
authServerUrl
。代わりにserverBaseUrl
を使用してください。 -
authUrl
。代わりにadminBaseUrl
を使用してください。
次の変数は Account テーマでは非推奨となり、今後のバージョンでは削除される予定です。
-
authServerUrl
。代わりにserverBaseUrl
を使用してください。serverBaseUrlに
は末尾のスラッシュが含まれないことに注意してください。 -
authUrl
。代わりにserverBaseUrl
を使用してください。serverBaseUrlに
は末尾のスラッシュが含まれないことに注意してください。
1.7.9. クライアントセッションで現在のリフレッシュトークンを取得および設定するメソッドが非推奨に
org.keycloak.models.AuthenticatedClientSessionModel
インターフェイスのメソッド String getCurrentRefreshToken()
、void setCurrentRefreshToken (String currentRefreshToken)
、int getCurrentRefreshTokenUseCount()
、および void setCurrentRefreshTokenUseCount (int currentRefreshTokenUseCount)
は非推奨です。これらは、クライアントセッション内で複数のリフレッシュトークンを管理するために getRefreshToken (String reuseId)
などのパラメーターとして識別子を必要とする同様のメソッドに置き換えられました。このメソッドは、今後の Red Hat build of Keycloak リリースで削除される予定です。