3.5. テーマのデプロイ
テーマは、テーマディレクトリーを themes
にコピーして Red Hat build of Keycloak にデプロイするか、アーカイブとしてデプロイできます。開発中にテーマを themes
のディレクトリーにコピーできますが、実稼働環境では archive
の使用を検討してください。archive
を使用すると、特にクラスタリングなどにより Red Hat build of Keycloak のインスタンスが複数ある場合に、バージョン管理されたテーマのコピーを簡単に作成できます。
手順
- テーマをアーカイブとしてデプロイするには、テーマリソースを使用して JAR アーカイブを作成します。
META-INF/keycloak-themes.json
ファイルをアーカイブで利用可能なテーマをリスト表示するアーカイブに追加して、各テーマが提供するタイプを追加します。たとえば、
mytheme
テーマでは、以下の内容を含むmytheme.jar
を作成します。- META-INF/keycloak-themes.json
- theme/mytheme/login/theme.properties
- theme/mytheme/login/login.ftl
- theme/mytheme/login/resources/css/styles.css
- theme/mytheme/login/resources/img/image.png
- theme/mytheme/login/messages/messages_en.properties
theme/mytheme/email/messages/messages_en.properties
この場合、
META-INF/keycloak-themes.json
の内容は以下のようになります。{ "themes": [{ "name" : "mytheme", "types": [ "login", "email" ] }] }
1 つのアーカイブに複数のテーマを含めることができ、各テーマでは 1 つまたは複数のタイプをサポートできます。
Red Hat build of Keycloak にアーカイブをデプロイするには、それを Red Hat build of Keycloak の providers/
ディレクトリーに追加し、サーバーがすでに実行されている場合は再起動します。